昔に比べ、車の交通量は格段に増えました。車がなければ不便を感じるようになり、どれだけ便利さになれているのか、痛感してます。
道路の利便性も増し、開発も進み、早く目的地にも着くようになりました。
人はどれだけ利便性を求めていくのでしょうか。
利便性を追及するのは、何も、大人だけではないんですね。
中学生のころ、H中に通う、少年Hは、片道2キロの道沿いを毎朝あるいて通学しなければなりませんでした。
雨の日も、風の日も。
もっと山奥からきている友人らもいましたが、国道にでるとスクールバスに乗れるようになってます。
海から、山から、そして、商人たちの町から集まるこの中学。
個性も豊かすぎるくらいでした。
その街に住む地域での特徴が顕著にでていたこの学校は、いつも、腕っぷしで議論?を戦わせていた学校でもあります。
民主主義、平和主義はどこに???というくらいの面白い学校。
それにもれず、少年Hは、あまりにも遠く感じる通学路が大変しんどくなり、禁止されてした自転車通学を学校にみつからないところまでしていました。
中学校が見えるころになると、生徒指導の先生が道端にたっているので、そこまで。
さっそうと汗を拭くふりをして、「おはようございます。」と学校へ通う毎日。
よくもまあ、内部告発されなかったものだと思うのであります。
「先生!少年Hが自転車通学してるよ!」って。
決まって、内部告発する生徒はいるもので。
最後までわからなかったか、黙って見過ごされていたか、定かでないものの、
だいぶ、通学が楽になっておりました。
歩いての通学でも、部活終わりの帰宅はクタクタです。
すると不思議なことに、卒業した先輩が、自動自転車で高校の帰りに後ろに乗せて帰ってくれました。
排気ガスを出す、自転車に乗って。
家まで。
なんと恵まれた学生生活だったことでしょう。利便性を求めるのは、今も昔も変わらないということでしょうか。
有難い、通学、帰宅の毎日の中学校生活でした。
*よいこはまねをしてはいけません。とテロップを流しております。(笑)
それでは。