糖尿病は、欧米化がすすんだ現代、とても多くなっています。日本も例外なく患者数は増え続けています。
しかしながら、未だ、がんほど啓発はすすんでいないのが現状です。
糖尿病によって引き起こされる合併症には、脳梗塞や生命に関わるものがあり深刻な病気です。
この糖尿病は、血液中のブドウ糖がインスリンなどの不足によって、エネルギーを必要としている細胞に選ばれなくなり、血液中にあふれてしまう病気です。
治療法には、食事療法、運動療法、薬物療法などがあります。
平成１９年の国民健康・栄養調査、平成１４年、平成９年糖尿病実態調査報告でも、男性患者が増え続けています。
その治療で注目される食事療法。
京都の梶山内科クリニックの梶山静夫院長が考案された、「食べる順番療法」があります。
食べる順番を、野菜→タンパク質→ご飯に変えただけで、炭水化物の消化、吸収を遅らせ、深刻な炭水化物の摂取を減らすことで血糖値の上昇を抑えることができたデータがあります。参考：「糖尿病がよくなる！食べる順番療法」（梶山静雄、今井佐恵子著）新星出版
これによると、２年半の長期にわたる栄養指導でヘモグロビンAlの変化を意識したデータで低下し続けたことがわかっています。
ヘモグロビンAｌcとは、赤血球のタンパク質であるヘモグロビンが血液中のブドウ糖と結合した一部分をヘモグロビンAlcといいます。
約１２０日間血液中に存在するため、１～２ヶ月間の血糖の状態を推測することができます。
また血液中のブドウ糖濃度を血糖値といいますが、食事やストレスなどの影響を受けやすく食後は、血糖値があがりやすい特徴があります。
普段の食事から、意識して食べるだけでこのような効果がある方法もあるのですから、生活の中に積極的に取り入れていきたいものです。