仕事において、業務日誌や報告は欠かせない記録となります。
NHKの「仕事学・・・」というテレビにある会社の社長がでておられ、日々人材育成を主眼において、週報をかかせる習慣をつけさせているという話を聞きました。
月ごとに決算していては、国際的な競争に遅れるということから、週ごとに利益などの結果を書き出し、次週の目標管理に活かしていくという仕事術。
売り場の観察をしっかりと行い、客層、客数、商品の動向、販売実績など、細かく観察し、問題点を分析、把握し、問題解決の提案していくようです。その判断を目標や仮説をたて、実行し、また分析しながら、問題を把握し、判断する・・・。
そういった流れだったと思います。
目標も、単に、この点を改善すると漠然に書くのではなく、具体的に数字目標として記載していくんですね。
例えば、1人でも多くお客様に声をかけると記載するのではなく、今日は10人にお声かけする、その結果、何人のお客様が購買につながったかという仕事管理と週報への記入。
仕事にかかる時間も分単位で記載し、効率よくするには、という方法をみんなで考える。
全員の仕事にかかる時間をまとめ、Aさんは、この仕事が得意で時間が早いから、この仕事に配置するとか、そういうことがきめ細かく判断することができていくようです。
職場や倉庫の資材配置も移動や効率を検討し、より行動しやすようにしたり、細かいところまで、数字でかんりする「科学的管理手法」が徹底してます。
そして、その評価を適正にするシステム。沢山の表彰制度をおき、「あきない」ように、人材を育成していくシステムも確立してます。
社員も楽しそうに仕事にうちこみ、この「観察・分析・判断」の数字的管理を面白く感じているようです。
この社長がおっしゃるには、人が育ち1人前になるには、20年は必要だといってまいた。
20代、30代で仕事を覚え、40代で社会に貢献していくことができると・・・。
50代で一人前になるという長い人材育成観をもっていました。
どんなしごとでも、P→D→C→Aの流れで仕事をしているものですが、ここまで実践しているでしょうか。
細かい数字管理を覚えていくと、全体の流れが楽しくなりそうです。
仕事だけでなく、プライベートでも、実践してみると、無駄なものや時間がみえてくるかもしれません。
それを観察・分析・判断していくという習慣を身に着けてみたいものです。
20年くらいかかるかな・・・。わからないけど(笑)
それでは・・・。