日常生活の中に置き薬としてあったり、また病院から処方されていた薬があったりします。いまや欠かせない「薬」という存在。
薬は、正しい保管方法で保管していても少しずつ劣化していくため、使用期限が定められています。
一般用医薬品は、外箱に使用期限が記載されいるものがほとんどですが、これは、
未開封で薬を正しい保管方法で保管している場合です。
使用期限が３年以上のものは薬事法により表示されなくてもいいことになっていますが、表示がないものでも製造から３年を目安にしましょう。
開封後品質が安定している期間の目安は、約６ヶ月です。
いつ開封したかわかるように、日付を書いておくといいでしょう。
ただし、保存状態が悪ければ、早く劣化することもあるので注意が必要です。
劣化したものは、薬として効果が期待できないばかりか、体に有害な物質に変質している可能性があります。
特に、点眼剤は水分が多く、雑菌やカビが混入することがあります。家庭の薬箱は１年に一度は確認して使用期限切れのものや変色したものは捨てるようにしましょう。
また病院で処方される医療用医薬品は、その時の病気の状態によって出されるので開封しなかったからといって、自己判断で使用するのは危険です。
使わなかったら捨てるようにしましょう。
薬の保管方法のポイントをまとめてみました。
１、子どもの手の届かない所に置く。
２、湿度、高温、日光を避ける
３、冷所保存は守る
４、薬以外のものと区別する
５、内服薬と外用薬は別々にする
６、古い薬は捨てる
身近にある「薬」も注意すべきところもあります。それもまた、健康管理の小さな取り組みでもあるのです。