ますます自分の健康を守ろうとする動きは広がり続ける傾向にあります。
気軽に立ち寄ることができる薬局、薬店で販売される一般用医薬品は、ＯＴＣ医薬品とも呼ばれ、医師の処方せんがなくても購入することができます。
このＯＴＣとは、
Ｏｖｅｒ The Counterの頭文字をとったもの。
つまり薬局でカウンター越しに薬剤師と相談して購入できる薬という意味です。
また、医療用医薬品の薬の中で、長期的に使われて安全だと判断されたことにより、一般用医薬品（ＯＴＣ医薬品）として承認をうけた薬をスイッチＯＴＣといいます。
（医療用医薬品とは、病院で処方される薬。医師の診断で処方される薬のこと）
これまでの一般用医薬品に比べ高い効果が期待される半面、誤った使い方をすると副作用も強くでる可能性があります。そのため、スイッチＯＴＣは薬剤師が管理しているお店でしか購入できない第一類医薬品がほとんどです。
（第一類医薬品～一般用医薬品として使用経験が少ないなど安全性上、特に注意を要する成分を含むもの。
胃腸薬、禁煙補助薬、一部の風邪薬など）
スイッチＯＴＣを使用する場合には、薬剤師とよく相談して、慎重に使用することが大切です。
医療用医薬品の中から、安全性が高く、使い方がわかりやすいものを中心に、スイッチＯＴＣの薬がすこしづつ増えてきています。
その背景には、やはり病気の予防、健康管理に対する関心が高まり、自分の健康は自分で守るという自己管理の大切さが認識されてきたことがあるのです。