道場から百丈岩までの植物観察 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 7日は道場集合で植物観察会があった。9時30分集合なので自転車で行けないことはない。朝起きると外は寒い。電車に即決した。年を取ったものだ。受け入れよう。

 皆さんが集まって9時30分に開始。まず、準備体操をする。前屈をしていると腰がグキッ。危ない、危ない。もう少し激しければここで帰宅するところであった。後は適当にして事なきを得た。出発をしてすぐ道端の草むらからつるを取り出す。ここはダンプが多いので安全なところでの説明。これはネナシカズラで、「アメリカ」とつくものは雌しべが2分されているという。両方の観察をする。

 次はススキとオギ、ヨシとツルヨシの違いだ。この二つのグループは葉に主脈があるかどうかで区分される。さらにススキとオギはここが違う。

 右がススキで写真写り加瀬悪いので良く見えないが「ノギ」という茶色で細いひげが長く伸びている。オギは白い毛だけだ。こんな観察カードを作る発想と手間はさすがである。とても分かりやすい。ススキとオギは道中たくさん生えているので観察することができる。

 ヨシとツルヨシは河床にあるので手に取ることはできない。サンプルを見せてもらう。

 付け根のがくのようなものの長さで区分できるらしい。よくわかるサンプルである。実物を見たいと思ったが腰が気になったので川には下りなかった。無事が大事だ。

 アカメガシワの葉の付き方、冬芽、クズの葉痕などを観察して楽しむ。

 うっとおしいセンダンもアメリカセンダンとコセンダンがある。よくよく見ると形や先の引っ付くところの本数が違う。

 普段気づかなかったことがよくわかる。引っ付き虫の奥は深いものだ。さらにいろいろと説明が続く。そして、どう見てもカラスザンショウという木を紹介してもらう。

上を見ると見慣れた実が付いている。

 今は葉が全て落ちているが、案内者は葉のある時からここを調べている。この木はイヌザンショウということだ。なかなかすごいものだ。

 途中、温泉を少し手に着けてにおいをかぐ。

 温泉の横にマユミがある。葉柄に注目して欲しい。

 道の反対側はオオコマユミがある。コマユミもあるが葉は全て落ちている。

 コマユミは葉柄が短いことで区分するらしい。さらに、葉が大きいのがオオコマユミだという。何となく言いたいことはわかるがネーミングがややこしい。

 昼食場所へ行く手前で昼食ということになった。この班はなかなかアバウトである。うちの班なら全班が昼食場所に行かねばならない。

 昼食後、百丈岩のふもとまで行く。ここが昼食場所だ。皆さんは昼食を終えて出発前である。 

 帰りもいろいろと説明を受けながら歩く。ヒイラギが花をつけている。なかなか可愛い花だ。

 途中から川向こうの道を行く。ワレモコウが残っている。この花は一つの塊の上から下へ花を咲かせて行くという。

 これは、ヨウシュチョウセンアサガオ。植物界の人はユーモアがあるのか、センスがないのか…。ややこしいと思わないのだろうか。

 この横にはヨウシュヤマゴボウが生えている。「ヨウシュ」つながりだ。

 最後にヌカキビの可愛い実を見て終了だ。

 駅へ行き解散。すぐに電車が来たので飛び乗る。楽に家に帰ることができた。ロックハンマーを持って行ったのだがあまり使う場面がなかったのが少し心残りである。ここは有馬層群の玉瀬層が分布している。今日叩いた限りでは硬く溶結しているところとゆるいところが見られた。ゆるいところがどのように分布しているのか、また、溶結レンズが観られるかなどゆっくりと叩いたら面白そうである。