ハリガネムシ | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 15日は箕面昆虫館で午前中は昆虫採集、午後はいつものようにヘラクレスオオカブトと放蝶園のバックヤード開放に行った。家を出ると雨がぽつぽつと降ってくる。自転車はあきらめて電車で向かう。箕面駅に着くと曇り空だ。でも、結構人が通っている。10時前に昆虫館の前に集まる。今日は15名の参加だ。子供たちがさっそくカタツムリを見つけている。いい目をしている。

 出発前に館長さんから「今日はハラヒロカマキリを探してハリガネムシを出してみよう。」というテーマを出してもらう。子供たちの目が輝く。しばらく歩くが今日はあまり虫が見つからない。でも、それでも見つけるのが子供のパワーである。ヒメカマキリをゲットする。これにもハリガネムシが入っているらしい。

 何かを見つけるとみんなはわらわらと集まる。

 この奥に潜んでいるのは・・・・。

 フクラスズメの幼虫であった。

 さらにカマキリを探す。最後の龍安寺ではハンミョウを追いかける子供たち。「ニホントカゲだーーー。」とトカゲに飛びつく子供もいる。大人たちはまじめにカマキリを探す。こんな罰当たりなこともしている。

最後にカマキリのお尻を水につけてしばらく観察をする。

 お尻からするすると出てくる。こんなに長いものがおなかに入っているのだ。

 手で持つと表面は固い。手触りも針金のようである。

 ハリガネムシを堪能して解散となる。子供たちはハンミョウを追いかけている。元気だ。私は駅に向かい昼食にする。さすがに箕面だけあっておしゃれな感じだ。

 午後からはHさんと共にヘラクレスのふれあい体験をする。8月からのものは「ヘラクレス・ヘラクレス」と思い込んでいたが「ヘラクレス・オキシデンタリス」だそうだ。下あごが長いのが気になっていたが別種だったようだ。次からはちゃんと説明しよう。

 2時30分からは放蝶園のバックヤード開放。これも順調にこなせた。いつもお世話になっているオオゴマダラ。

 この羽の色が私の好みであるリュウキュウアサギマダラ。

 お客さんから「ツシマウラボシシジミが放されているというがどれぐらいいるのか。」と聞かれた。スタッフに確認すると「今朝10頭放蝶したので30頭ぐらいはいると思う。」とのことであった。色々と詳しい方がいるものだ。

 帰りはきれいに晴れていた。汗をかきかき電車で家に向かった。当然ことながら赤ちょうちんに引き寄せられた。蝶と同じ行動である。