14日は「石の日」ということでFさんが主催して石の観察会を4月から開いている。6月は川西の絹延橋河床での観察会だ。4月は10名弱の参加であったが先月と今回はFさん、Nさん、Oさんと私の4名が参加である。10時に能勢電の絹延橋に集合する。駅からすぐ河原へ降りる階段がある。
河床には断層破砕帯が見られる。チャートや砂岩など比較的かたい岩石の層は変形しながら残っているが泥岩は激しく破砕されている。五月山断層と有馬高槻構造線が収れんするあたりなのでこれらの影響を受けているのだろう。
このあたりは箕面コンプレックスが分布している。ここで付加体の話とコンプレックスの話をする。
河原を歩いていると小さな褶曲構造も見られる。
Fさんは鉱石に興味を持たれていてなかなか詳しい。私が構造を見て喜んでいる向こうで3人は鉱石を探している。
炎天下で1時間も観察していると暑さにやられる。橋の下の陰に入り転石を見る。メランジュが見つかる。
Fさんは鉱石を探している。OさんとNさんにメランジュについて説明をする。凝灰岩、花こう岩、花こう斑岩があったのでその違いも観察してもらう。
このあたりで12時を回る。私はここで失礼をさせてもらった。残ったお三方は暑い中観察を続けられたのだろう。私は川西能勢口のくら寿司で冷たい麦エキスを補給しながら昼食を取った。楽しい時間を過ごすことができた。