観察会1週間前の自主研 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 5日は12日に行われる観察会前の自主研だ。会員が参加するリハーサルみたいなものだ。担当班は8時50分前にケーブル山上駅に集まるようにとお達しがあった。数日前に班長さんが急遽欠席となったために私が取りまとめなる大役を仰せつかった。こうなると遅れるわけにはいかない。朝の7時すぎにJR住吉駅を出て渦森台へと歩く。ふもとの町ではだんじり祭りがおこなわれていいて公園に皆さんが集まっている。渦森台から寒天山道を登る。時間は全く変わらないが気持ちの問題としてけわしい道を登る。

 途中アリマウマノスズクサを見つけたが素通りする。あせり気味に登る。油こぶしからの道に合流する。少し行くと見慣れたリュックを背負った人が登っている。会のWさんだ。一緒に行きたいところだが遅れたらいけないという焦りで先に行かせてもらう。8時45分に駅に着いた。皆さんは早いケーブルで登られていた様子だ。

 朝方雨が降っていたおかげで視程はながく、高野山や大峰山まで見える。ただし大阪湾の下部はもやがかかっている。地球の丸さを十説明したかったが無理そうだ。

 担当班の皆さんはしっかりと自分の担当の仕事をこなしている。私がすることはほとんどない。9時30分に集合し、今日の予定を説明して各班出発をする。私の班には超博識のKさん、Tさんが加わっている。午前の説明はYさんがしっかりと丁寧にしてくださっている。

 前回まで自分としてはしっかり目に下見したつもりだが新しい発見が次々に出てくる。いつも新鮮に観察できるので楽しい。

ツクバキンモンソウ。先週も見ているはずだが初見のようで得した気分だ。

 ムラサキケマンとフウロケマン。これはしっかりと覚えていた。フウロケマンは種に特徴があるということも覚えていた。でも、その特徴が何かと言うことは調べるのを忘れてていた。

 前回はナルコユリかどうかよくわからなかったが多分これはアマドコロであろう。

 いろいろと観察をして12時10分に記念碑台に到着。天気はいいのに東屋は空っぽだ。ゆっくりと食事ができた。午後は私が説明をする。とりあえず、岩石と三角点の観察と説明をする。これだけはしっかりと自信をもって説明できる。

 植物に関してはグループ内でダントツに知識がないのに博識な皆さんに説明をするというこの厚かましさ。恐ろしさを通り越して笑わねば仕方ない。私の説明などは皆さんの頭には十分入っているもののはずだが時々メモなどを取ってくれる。この心遣いもありがたい。

 普通は運動による心地よい汗をかくのだが今回は冷や汗にまみれていた。しかし、まあ、優しい皆様方なので何とか無事に2時40分に終了する。前半が終了してから来週に向けての話をまとめる。皆さんがいろいろと考え発言してくれるのでメモを取るだけである。すべて終わりケーブル上駅に向かう。駅の手前にはチゴユリの群落があった。今日の冷や汗のご褒美ということにしておこう。

 駅で皆さんと別れてひたすら寒天山道を下る。頭が疲れているので体も疲れさせなければ気持ち悪い。ひと汗かいて住吉駅に戻られた。さあ、来週はうまくいくのだろうか。・・いってほしいなあ。