雷声寺から摩耶山へ | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 21日は自然観察グループの会員の森の観察会であった。新神戸駅から雷声寺を通り旧摩耶道を行くという計画だ。朝10時に20余名ほどの会員が集まり出発する。旧摩耶道は昔観察会で来たはずだ。新幹線をまたぐ道はしっかりと覚えている。雷声寺は昔は工事をしていたという記憶だが今はきれいになっている。ここからの眺めは素晴らしい。

 ここの手水鉢は竜がしがみついている。

 後ろへ回るとその細やかさに感心できる。胴体がすべてしっかりと作られている。手抜きなしである。

 ここからは階段の急登が始まる。なかなか楽しい。

 道が急で狭いのであまり観察はしない。でも、「この樹は何? 樹皮が面白い。」という質問が出る。

 Kさんが「冬芽を見なくてはわからないが多分カキであろう。」という。実が残っていたら私でもわかるのだが高いところに枝があるのみだ。カキにしておこう。

 テイカカズラは葉の裏を見ると特徴的であると教えてもらえた。

 このコースは、カゴノキやムクノキがたくさんある。巨木もある。

 東山の砲台跡周辺で昼食。

 とにかく寒いので日向を探す。

 昼食後、皆さんは青谷へ下る。町で来年の計画の作成会議といいことをされるようだ。会議は嫌いだがいいことは大好きである。心が動かされたのだがここで皆さんとお別れする。

 12時20分に皆さんを見送って学校林道を登る。途中、きれいに伐採してあるところがあった。

 とことこと登り、12時45分に天狗道に合流する。ここから摩耶山へと進む。

 摩耶山の三角点には13時20分着。

 掬星台はほとんど人がいない。冷たい空気で満たされていた。

 花こう岩を細工した面白いベンチが何個か置いてある。こういう物は楽しい。

 ここで眺めを楽しんでから13時35分に下山を開始する。山寺尾根を降りることにする。この尾根はなかなかの急坂で落ち葉が積もっていて滑るので緊張する。途中で一か所違う踏み跡を下り元へ戻るのにひと汗かく。途中でたくさんコウヤボウキが見られたが少しだけピンクのものがあった。

 杣谷道と合流してしばらく下ると道路に出る。14時25分だ。後は町中の道だ。いけず石を探しながらJR六甲道へと進む。駅の近くで水をくむ。

 募金箱が置いてあって「20円以上お願いします。」と書いてある。水筒に入れて持って帰った。

 皆さんは今頃、来年の予定を話し終えていいことをしているのだろうなと思いながら電車に乗った。