大師道・・本番 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 9日は大師道の自然観察会の本番であった。先週の最終下見はなかなか寒かったが今日は暖かい。いいことだ。50数名のビジターさんが参加してくれた。5班体制なのでうちの班は11名になった。少し多い感じではあるがまあ、何とか満足してもらえるように頑張ろう。

 最初の日時計の説明は先週の会員向けの説明の反省を踏まえて図での説明にした。理解していただけたようだ。ただ、太陽が雲に隠れて説明の間、影ができなかった。最後に光がさして、時間どおり「9時50分」を指してくれた。皆さんが拍手をして喜んでくれた。

 金星台ではしっかり晴れたので12時近くで時間の目盛り角が狭くなるということの実演をすることができた。これは見てすぐわかるのがいい。質問で「外惑星までの距離はどう測るのか」という物があった。どの程度の答えを要求されているのか少し迷ったが、「太陽と各惑星の距離は、地球と太陽の間を1としてすべてわかっている。金星を使って太陽までの距離が分かったらすべてわかる。」と答えておいた。ついでに、「今は電波の反射で各惑星までの距離を測れる。」とも付け加えておいた。これで今日の私の役割はほぼ終了である。

 ここからは班行動となり諏訪山神社へ向かう。神社入り口の「モエジマシダ」は私は最後尾だったので後ろの人に伝えることができた。神社ではMさんがイチョウの乳と神社のいわれを説明してくれた。

 後ろ姿だけだが、Yさんが気迫をあふれ出しながら説明を聞いている。この班のリーダーなのでしっかりと聞いている。ここからは紅葉を楽しみながら歩く、

 所々でYさんが説明をする。後ろが聞こえにくい時は私が後ろの人に説明をする。何回も下見をしていたのでその場所で何を説明するのかはだいたいわかるので助かった。クリスタルビルにポートタワーが写っているのは最後の1名がなかなか見つけられなかった。どうなることかと思ったが参加者の方の説明がよかったのか出発前にやっとのことで見つけられた。

 この後は、「マメヅタ」「クリハラン」の説明をして一安心。猩々池についたら池の水は枯れていた。

 この池の上の碑でNさんが池の説明と謡曲、Yoさんが舞を披露してくれた。出発前にビジターさんが「ところで猩々池はどこにあるのですか。」と聞いてこられた。私たちにとっては当たり前の地名でも初めての方にはわかりにくかったのだろう。特に、水がなかったので「池」というイメージがわかなかったみたいだ。

 昼食も予定通り終わり出発。大体時間通り進んで私の最後の仕事の「ヒトツバ」の観察でほっとする。雌滝の紅葉を眺めながらYさんの説明を聞き、新神戸駅手前の公園で解散となった。まあ、満足していただけたみたいで一安心だ。

 この後のメンバーでの反省会は麦のエキスと米のエキスが体にしみわたった。こういう場は久しぶりである。コロナがこのままずっと落ち着いてほしいものだ。