高槻市鵜殿での植物観察会 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 13日は高槻の鵜殿で植物観察会があった。阪急上牧駅10時集合とのことである。上牧なら淀川の河川敷の道路を走ったらすぐにつく。植物が50%、サイクリングが50%ぐらいのウエイトで参加した。

 この日は黄砂がドドット来るとかで屋外での活動は控えたほうがいいという。まあ、気にせずに自転車にまたがる。前日の雨天から一転していい天気だ。少し肌寒いのでウィンドブレーカーを羽織って自転車を漕ぐ。遠くの建物が黄砂で霞んでいる。

 平日なのでほとんど人に出会わない。上流に向けてひたすらペダルを回す。この辺りは午前中は陸風が吹き、午後は海風が吹きやすい。行きも帰りも向かい風の中のサイクリングを楽しめる。えーんえーんえーん

 途中で地図を忘れたことに気づくがもう手遅れだ。大体の勘で淀川を離れて駅に向かうことにする。枚方大橋をすぎて山の形を見て川から離れる。少し高槻寄りで離れたようだがスムーズに上牧駅に着いた。30名ほどの人が集まっている。皆さんは100%植物に関心を持っている。すごく熱心である。

 10時過ぎに今日の説明がありその後淀川へ移動する。30余名が歩道を占拠する。人通りが少ないからいいものの、2名の自転車の方と1名の高校生に迷惑をかけてしまった。街路樹の植込みの横の雑草(としか思えない)植物。

 カラクサナズナという。こんなものは街中にいくらでもありそうだが他では見つからなかった。もしかしたら珍しいものかもしれない。

 堤防につき河川敷に降りる。

 列が長いので後ろの方は伝言ゲームのようになる。無理せず少しずつ興味のあるやつを見る。最初に私が面白いと思ったのは植物ではなく新名神の橋脚だ。

 枚方側は橋脚の間隔が狭い。高槻側を見ると・・。

 間隔がとても広い。この鵜殿の自然保護のためらしい。なかなか苦労しているのが見える。皆さんは熱心に植物を観察している。ちょっと奥に行くとこんなものがあった。

 ここへ来るまでカヤを焼いた後から出ている新芽を見て、「これはヤブカラシ」「これはカナムグラ」などと言っていた。これを見るとよくわかる。ここはよく観察に使われているというのがわかる。この辺りでかなり暑くなってきたので半袖になる。

 いろいろと植物を見たが一番がこの「ノウルシ」。

色と言い、形と言い素晴らしいものだ。これの実になりかかっているものも面白い。

 ヒメオドリコソウはよく見るがオドリコソウはたぶん初めてだ。

 足元にはトネハナヤスリというシダ植物があるという。なかなか見つからに買ったが目が慣れてくるとどんどんと見えてくるのが面白い。

 根元の丸い葉が栄養葉で棒状に立っているのが胞子葉という。見つけるのが楽しくなる奴だ。その他いろいろと面白いものを説明してもらった。2時前にバス停に移動ということでここでお別れする。

 後は河口目指して走るのみ。海風を受けながら快適に走った。