今月2回目の逢山峡へ | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 25日。私の所属する自然観察会の班の活動日だ。前日の天気予報で決行というメールを皆さんに流した。朝4時に起きて外を見ると本降りの雨ではないか。パソコンを立ち上げて気象庁の雨雲レーダーにつなぐ。広範囲の雨。降水確率を見ると午前中は50%。もうすでに決行の決定をしているので中止というわけにはいかない。9時過ぎには上がりそうなのでとりあえず弁当を作り有馬口駅に行く。集合時間は9時30分だが早めに着いて前回発見できなかった三角点を探しに行く。分からないままというのはどうも気持ちが悪い。

 三角点のあるはずの公園に着く。「点の記」を見るとこのトイレの近くにあるようだ。

 イノシシが公園を掘り返している。足元を探すと、ここかな?

近づいてみると・・。

 見慣れた四角柱の標石ではなく金属標が地面から顔を出している。この下には石が埋められている。とりあえず見つけて一安心する。駅へ戻り皆さんと合流する。この天気で10人ほどの参加だ。

 この標石はなかなか趣がある。

 「ありま」はひらがなで「三田」は漢字だ上半分が変色しているのは下半分が土に埋まっていたのだろう。何か歴史を感じる。

 しばらく歩くとシキミの花に出会う。4日に来たときよりもたくさん咲いていてる。

 山王神社へ着く。サカキの頂芽を見せてもらう。くるっと曲がっているのが特徴だ。

 葉の出方が螺旋ではなく、平面的に出るので神前に並べて供えるのに都合がいいらしい。

 

 アカガシとツクバネガシの葉。葉柄の長さの比率が違うのがよくわかる。

 色々と実ながら進む。ジャケツイバラの棘はかなりきつい。リュックが引っかかって逃げ出すのに皆さんの協力を得た。一人ならかなり苦しかったと思う。

 今回気になったのがこのキブシの花。

 キブシはこのように「黄色」だと思っていた。ところが・・。

 グラデーションというか赤みを帯びた個体もある。今まで目に入らなかった。現地では、「これならアカブシだ。」などと言っていたので皆さんもあまり気にしていなかったようだ。家に帰ってネットで調べると「アカバナキブシ」という品種らしい。一つ勉強になった。

 さらに進むとシロバナショウジョウバカマが花をつけていた。ちょっと気が早い奴らしい。

 2つ並んで咲いている。なかなか可愛い花だ。

 昼食場所は長尾谷になった。この辺りは地形が変に緩やかになっている。何か原因がわかるかときょろきょろしたが分からない。またじっくりと見に来ることにする。

 有料道路に出てしばらく歩く。車の音がうるさい。昔はショートカットする道があったが今は崩れていて通れないらしい。しかし、それを誰も確認に行っていない。いわゆる伝説である。ちょっと確認に行く。下から道を登っていくと、行き止まり。

 新しい壁なのでこの先が崩れているのかもしれない。引き返す。堰堤の上に何やら踏み跡がある。

 この道を進むと川を飛び石伝いに渡れる。

 渡ってみると踏み跡が上に続いている。地図からしたら道に出られそうだ。でも、この石が滑りやすいものもある。観察会でいろいろな人が通るのはちょっとまずいかもしれない。また来たときに上から道を下ってみたらわかる。

 神鉄六甲駅の手前で皆さんで三角点をみた。山王神社に寄り駅へ着く。6月に観察会がある。後半の部分の観察点を探さねばならないと思う。まあ、まだ時間があるので何とかなるだろう(あくまでも他人任せである。)。