21日は自然観察グループの私が入れてもらっている班で新入会員の歓迎観察会が開かれた。実は以前に計画されていたのだがその日はピンポイントで雨。夜の会のみ開いていた。班の代表のMさんがリベンジとして計画をしていた。ところが、この日も雨の予報が・・。Mさんから前日に「午後になって降るようなので決行する。」とメールが来た。班に雨と仲の良い人がいるのだろう。
当日。どんよりとした天候の元10時に集合する。まずは、ユキワリイチゲを見に行くとのこと。民家の庭先ではシキミが花をつけている。見たことのある花だと思っていたら4日に逢山峡で見た奴だ。
さらにはコブシのようだが花びらにやる気を感じない花がある。シデコブシと教えてもらった。これは初めて見た花だ。
山道を少し進むと足元に花が咲いている。これが今日のメインであるユキワリイチゲだという。なかなか面白い色をした花だ。
近くにはフッキソウも咲いている。これも面白い形だ。
ダンコウバイとアブラチャンはよく似た花だ。近くにどちらも花をつけている。違いを観察する。説明された通りの特徴がある。
道を歩いているとアブラチャンが多い。ちょっと離れたところにあるこの2本はダンコウバイとアブラチャンだ。花の大きさと密度で違いが分かるという。
最後はアマナだ。ちょっと寒いのであまり開いていない。しかし、ひとつだけサービス精神の旺盛ないい奴がいた。
パラパラと降る中昼食タイム。食べ終わるころには本格的に雨が降ってきた。食後は駅に向かう。
新入会員さんと一緒に観察をしていたのだがやはり私よりも詳しい。また頼りになる方が増えて安心である。
駅について解散となるが私はこの辺りのいけず石を少し見て帰ることにした。本降りの雨の中集落を歩く。細粒のものは顔を近づけなければ岩石名はわからない。雨の中道端で坊主頭のおっさんがしゃがみこんで石に顔を近づけている光景はどう見ても不審者だろう。人がいなくてよかった。