飲食店の業態変更 | カメポンニュの足跡

カメポンニュの足跡

関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 大阪に「フジオフード・・・・」という会社がある。町の名前を取って「○○食堂」というご飯屋さんのチェーン展開をしている。食堂以外にもいろいろな分野に展開している。この独特な字は社長が書いているという。

 外食で私が一番ストレスを感じるのは「待つ」ということだ。ここならおかずができていて歩きながらお盆に載せて会計時に「ご飯の大ね。」というだけで食べられる。ちょっと飲みたいときも食事時を外したらのんびりと好きなものをあてに飲むことができる。私にとってはすごく使いやすい食堂である。(念のために…・こことの利害関係はありません。私はただの利用者です。)

 自転車で園田競馬場の前を通ることがある。ここに尼崎園田食堂ができていた。競馬を楽しむ人が入るのにいいところかなと思っていた。ところが先日競馬場の前を通ると店が変わっていた。

 定食屋がこじゃれた喫茶店になっている。しかし店の外見は前のまま…。独特な感じの文字である。今はコロナで外食産業は大変だと思う。この会社もいろいろと対策を立てているのだろう。でも、競馬場の前にこじゃれた喫茶店????????????。いやいや、定食屋の外観がしっかりと残っている。

 入り口にはメニューを大きく写真にして展示してある。オムライスやフライ類などが並んでいる。値段は食堂の時よりも高いような感じだ。他の人は知らないが私ならこの店より前の食堂を選ぶ。でも、わざわざこのように業態を変更したということはこちらが儲かると踏んだのだろう。私は「ぼーーーと」生きてきたので会社の仕組みなどはわからない。外食産業も自分が気持ちよく飲めたらそれだけで満足である。コーヒーを飲みに喫茶店に入るということはほぼあり得ない。

 ここは競馬場の前で回りは静かな住宅地である。最初に食堂を開いたのはこの環境で儲かると計算していたのだろう。でも、今は喫茶店になっている。これが赤字なら業態変更を計画した人は立場が危うくなる。そのリスクを取って変えたのだろう。どんな議論を経て業態を変えたのか知りたい気持ちでいっぱいである。

 

 この店の前でまじまじと眺めながら考えていると、競馬場の警備の人に話しかけられた。その人はここの食堂に入ったことはないが喫茶店に変わったことは知っていたという。競馬のある日は結構客は入っていたらしい。

 なぜ業態変更したのか謎が深まった。ちなみに、このすぐ後にご高齢の5人ほどのグループが店から出てきた。利用者はいるみたいである。