クルミを食べるのは大変だ。 | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

  昨年の5月に白山を登った(https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12478900007)。下山後は大体はふもとの白峰で総湯につかる。一ノ瀬の永井旅館の風呂は秘湯という感じはするがちょっと狭い。新しくなった総湯は以前のものと比べて派手になったが広いのでよしとする。展望の湯はこれに負けてしまったようだ。

 風呂に入るとソフトクリームの割引券をくれるので食べに行く。そのついでに売っていればクルミを購入する。これがいつものパターンである。

 今思えば、いろいろあって、この山行以来高い山に行っていない。クルミを食べるのが惜しくてうじうじしているうちに一年が過ぎている。そろそろ食べようと思い、数個を水につける。半日ほどつけてからフライパンで弱火でいる。

 右にあるやつのように割れ目が入ったらいいやつである。以前はマイナスドライバーを突っ込んで割っていたが手が滑ると指が血まみれになる。大体酒を飲みながら割って食べていたのでたいがいは左手は血まみれになっていた。

 今回はこれではいけないとネットで調べるとYOUTUBEに紹介されていた。クルミ割がいいみたいだが今現在うちにはない。次善の策としてふきんで姿勢を安定させて包丁で割る方法が紹介されていた。

 この方法だと手を滑らすと指が飛んでいきそうで緊張する。アルコールで溶けかかった運動能力と指が飛ぶかもしれないというスリルに心が躍った。

 まずはしっかりと割れ目が入ったやつ。

 包丁を割れ目に入れる。

 簡単である。これで指を飛ばしていては全部食べるころには左手がドラえもんみたいになってしまう。

 パコっと割れて気持ちがいい。おいしそうな実が詰まっている。

 次は難易度の高いやつ。これは指がちょっと危険である。

この割れ目に包丁の葉をこじ入れようとするがなかなか難しい。

ともかくぐっと力を入れる。パコッ。緊張するが気持ちいい。

 後は千枚通しでほじくって食べるだけである。油が多くおいしい。私が食べていると嫁が来た。彼女も食べるようだ。美味しそうに食べている。包丁を渡して割るように言うが、「割るのはあんたの仕事」とのたまう。いつものことである。

 アルコールを受け付けないので年中素面なのに酔っ払いに割らせている。もしかしたらクルミの味とともにドラえもんの手を見たかったのかもしれない。