"凹凸を楽しむ 阪神・淡路島「高低差」地形散歩" 著者"新之介"という本を読んだ。六甲山周辺から淡路島についていろいろと面白い記述がある。6日は午前中にちょこっとその一部を回った。
まず国道2号線の武庫大橋。いつみてもレトロな感じが素晴らしい。今日はいい天気だが黄砂が飛んでいるみたいだ。いつもは目の前に広がる六甲山がほとんど見えない。甲山がぼんやりと浮かんでいるが写真にするとわからない。
ここから西宮駅のほうに向かうと名神高速道路と交わる交差点がある。ずっと「つもん」と思っていたが、なんと「つと」。これも本を読んで初めて知った。
ここからちょっとで171号線との交差点に出る。171号線を北上する。この道はラーメン屋さんがたくさんある。好きな人はたまらないだろうな。
最初の目的地は「越水の井戸」である。東西2つあるらしい。阪急をくぐりすぐに道は東へと向きを変える。しかし、私は細い道を北上する。この本はその場所を探そうとするとちょっと不親切なところがある。今回の場所は断層崖の下ということにして探す。なかなか見つからない。断層崖らしきところを登る。これはないと思っていたら「越水城跡の碑」に出た。
行き過ぎてしまった。また崖を下る。崖に沿って眺める。ありました‥。この前はさっき通りました‥。右にあるお地蔵さんの存在は通った時に4気づいていました。でも、井戸は気づかなかった。間抜けである。
ガラスが反射して中がのぞきにくかったが水は溜まっている。植物がたくさん生えている。
ここから東の井戸を探す。崖に沿ってみていく。泉福寺というお寺があった。「泉」とあるので近くかもしれない。まっすぐ行くと崖を登るのでお寺に沿った細い道を東に進む。ない。三差路になり右へ進む。ない。また先ほどの井戸の近くに戻ってきた。この交差点で上品そうなお姉さまが私が道に迷っているとみて、国道への向きを教えてくれた。これ幸いと井戸について聞くとさっきの井戸しか知らないらしい。お礼を言ってまた探そうとすると前のマンションの庭を手入れしていたお姉さまが知っているらしく、仕事中にもかかわらず案内してもらった。泉福寺の横の道までは正解で、三差路を左折するのだった。すぐに井戸を発見。
ここの井戸は網戸だけであった。本によると水が湧き出ているといいうことだが今日は水たまりが中にちょっとあっただけであった。この向こうにもお地蔵さまがある。由緒正しいのだろう。
ここから廣田神社を目指す。最初は断層崖を登ってしまい失敗。断層崖の下を通の参道に出る。入り口には立派な鳥居がある。
神社の中にも水がわいている。断層の延長部があるみたいだ。
この御神水を一口飲んで出発。参道を海へと向かう。一寸車が多く横を通りにくい。車道と歩道を併用する。43号線を南に渡るとすぐに宮水の採収地になる。いろいろな酒屋さんが井戸を持っている。
まず菊正宗。昔はよく飲んでいた。
そして日本盛。私はあまり飲んでいない。
大関。ワンカップではお世話になっている。このコップを家で愛用している。妻は嫌がっているが・・。
でも、丈夫でしっかりしていて計量カップにもなるのでとても重宝する。酒を入れて飲むと何合飲んだかがよくわかる。わかったからどうなるものでもないが…。
そして、白鹿。時々飲んでいたがあまり印象にない。
などなど、水よりも完成品が欲しくなってくる。まだ12時前である。炎天下の自転車で飲むのは年を考えると、というより、道路交通法上あまりよろしくない。最近ちょっとだけ分別がつくようになってきた。人間はいくつになっても成長するもんだ。
と感心しながら自転車を飛ばして東鳴尾の畑に着く。入り口でガーーーン。
楽しみにしていたイチゴが終わっている。また1年待たねばならない。今年は2回しか食べられなかった。12時前に着いたのでルッコラ、ねぎ、ジャガイモ、玉ねぎしかなかった。ダメもとでイチゴを聞くとついさっき最後のものをとったそうだ。じゃがいもの小さいやつが100円と安かったので買う。私があまりに情けなそうな顔をしていたのか売れ残りのイチゴを数粒持たせてくれた。これでも無茶苦茶うれしい。気分は最高になった。この勢いで家に帰った。
小粒のジャガイモ。皮付きのままあげて味噌で甘辛く和えようかな。
今年最後のイチゴ。香りが素晴らしい。夜のデザートで嫁と分ける。奇数なので力関係が現れるだろう。でも、ラッキーであった。幸せである。
今日井戸を教えてくれたお姉さま方、ありがとうございました。畑のお姉さま、イチゴをありがとうございました。良い一日になりました。