化石探し | カメポンニュの足跡

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関西がホームグランドです。自転車や徒歩、自家用車であちらこちらを本能のままうろついています。

 12月1日は良い天気。大阪市立自然史博物館の行事で化石を探しに行った。阪和線の長滝駅に10時15分集合とのことであった。移動時間を考えると車が便利になる。「若い時の苦労は買ってでもせよ。」ということであるが、「年寄りの苦労は金で解決せよ。」という法則にしたがう。

 阪神高速の湾岸線は前日まで通行止めをしてリフレッシュ工事をしていた。今日はピカピカの路面である。

湾岸線の終点で降りて一般道へ。高速の側道を進む。突き当りになるので左折する。

さらに進むと道は二手に分かれる。左の上っていくほうに進む。

登るとすぐに阪和道の下をくぐる。くぐってすぐに駐車場がある。思ったよりたくさんの車が止まっている。

ここでしばらく時間をつぶしてから長滝駅に向かう。地図を見ると30分ほどで着きそうだ。

気持ちの良い道をのんびり歩き長滝駅に到着。ひなびた駅だ。

ここでみんながそろうのを待つ。総勢120名ほどだそうだ。小学生らしい子供が目立った。

待っている間に駅前の桜を見る。紅葉しかかっている。昨日の六甲山で勉強したことを思い出す。「日光に当たるところは栄養ができるので赤くなるが、日が当たらないと赤くなりにくい。」とのことであった。確かに影の部分は色づきが悪い。先生の言うことは正しいようだ。

ここからまた駐車した場所を目指して歩く。長い列になって進む。駅前で主催者から一列になるようにという注意があった。小学生はいいつけをよく守る。大人ばっかりなら・・・・。反省しなくてはいけない。

キャベツや白菜の畑を過ぎて神社で休憩。石段がこの地域の石を使っている。主に礫岩と砂岩である。

 駐車場の手前で花こう岩の露頭があり観察した。小学生もその親も熱心である。駐車場から池の横を通り進んでいく。トイレのある場所で昼食休憩。食事を終えたら皆さんは自然観察やカキの木と遊んでいる。健全な人たちだ。スマホに熱中している人はほとんどいない。

 午後はさらに奥へ進む。泉南酸性岩類の上に和泉層群の礫岩が不整合で乗っている露頭を観察する。露頭が苔むしていてわかりにくい。説明があったが、理解するのは難しい。

ハンマーのあたりが不整合面だがよくわからない。帰りにここを通った時にきれいにしたら不整合面がはっきりと出てきた。努力しなくては何も見えない。

ここからすぐに化石の出る露頭に着く。露頭は崖なのでロープを張って上部には登れないようにしている。下の転石を割って化石を探す。

今回、1時間ほどカンカンと石を割った。出たものはまず、アンモナイト。普通の人は渦巻き状のものを思い浮かべるが、これは直線状のものの一部。バキュリテスという。

これは二枚貝。小さな貝殻が見える。

これは、枝の化石。材化石と呼んでいる。

他の参加者もいろいろな化石を出していた。時間があれば面白いところである。