《名前がくれた幸せ》 

ストーリーモデルは、

行動姓名学・ナビゲーター (楠木理恵あらため)梶原梨笑子さん

 

…名前の一字目に 『に』 の文字があるあなたへ、

言霊ちょこっと豆知識(相性・すべてにものに名前があり、すべてのものに言霊があるのです。)

☆名前の一番最初が「に」ではじまる、人が気づかない輝きを見抜く力の言霊を持つあなたと相性の良い言霊は、「な」「て」「り」。

この、「な」「て」「り」の文字からはじまる名前を持つ(=言霊のパワーを持つ)、人であり、物であり、その場所(土地)です。☆

・・・・by 梶原梨笑子

行動姓名学・ナビゲーター…梶原梨笑子さん(楠木理恵あらため)のブログにリンクします

 

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☆序章~第一章まではこちら ⇒ 《名前がくれた幸せ》

 

第二章…(佐伯怜香)   (90-2

 

 

花びらは語りかける。

・・今年も来てくれたのね・・

と・・、

孝一に語りかける。

 

小さくて、優しい、直美の懐かしい声が孝一に語りかける。

 

 

その声に・・。

―あぁ、今年も来たよー

と・・・。

心の中で答えて・・、

孝一は、ゆっくりと顔をあげた。

 

 

目の前に広がる高い・・、

高くて、

孝一には手の届かない澄んだ青空を見上げる。

 

 

― 雲一つない・・。綺麗な空だね。ー

 

孝一は思わず心の中で直美に語りかける。

幸せな思いを胸に抱いて、そっと彼女に話しかける。

 

「綺麗だね、お空は綺麗で、広くて、大きくて・・、何もかも大きな心で包み込んでくれているね」

 

 

朱鳥は目を細め嬉しそうに孝一を見上げる。

孝一も笑顔でこたえる。

 

すると朱鳥は早く行こうと孝一の手を強く引いて真っ直ぐ前を見て走りだした。

 

振り返りはしない。

 

「おい、おい、こけちゃうよ!」

そう言いながら孝一の心もまた・・、嬉しさに駆けだしていた。

 

 

 

 

 

つづく・・・ 

 

 

 

 

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『龍の鱗』