今回の北青鵬の騒動の処分が全部出揃いました。
北青鵬は引退勧告を出さずに引退届を受理。
これは引退届を受理する事で、他の処分の追加はしないと言う事です。
引退勧告をした場合、同時に退職金の減額等の処分も追加される事が良くあるけど、それはやらないって事ですね。
まあ引退勧告は、強制ではないため、ゴネれば留まれるんで、もしゴネて日曜日の番付発表まで留まれば、給料を支払わないといけなくなる可能性もあるので、その届を受理したのでしょう。
そして宮城野親方は20%の減給3ヶ月と2階級降格の平年寄に降格。
これは当然ですね。
今までも暴力があった場合、大体この処分ですわ。
しかし宮城野親方の処分はこれに留まらず、大阪場所は宮城野部屋に一門から親方が派遣され、[師匠代行]として指揮を取り、4月からは伊勢ヶ濱部屋扱いとして、宮城野親方は伊勢ヶ濱部屋付き親方となり、親方としての再教育をする事になります。
期間は無期限。
これ木瀬親方が同じ処分を受けたんだけど、期間は2年で、その間は部屋は消滅してましたからね。
多分だけど、この期間は宮城野親方の内弟子としての入門は許されず、宮城野部屋が復活したときに、部屋にはほぼ誰も力士が居ない状態になると思います。
これは厳しい処分ですよ。
それにかなりの屈辱です。
なぜなら伊勢ヶ濱部屋には照ノ富士が居ます。
その部屋の部屋付き親方として、親方修行を一からやり直すワケですから、こんなに屈辱的な事はないでしょう。
しかももし2年であれば、現在の伊勢ヶ濱親方が定年になり、それまでに照ノ富士は引退。
一緒に親方修行をしているけど、伊勢ヶ濱親方が定年と同時に照ノ富士が伊勢ヶ濱を継承。
もしその時までに宮城野部屋が復活してなければ、照ノ富士の下で親方修行する事になります。
これヘタすりゃ辞めるぞ。
まあでもこの処分は仕方ないと思いますよ。
いくら現役時代に内弟子を抱えていたとは言え、親方としてはまだ新参者なワケで、その状況でのこの騒動ですからね。
それにしてもかわいそうなのは石浦の間垣親方ですよ。
宮城野部屋の部屋付きとして、スタートしたばかりなのに、4月からは伊勢ヶ濱部屋に移籍、そして父親が監督を勤める鳥取城北高校からの入門は、全部伊勢ヶ濱一門に取られて行くし、何より断髪式が伊勢ヶ濱部屋主催って事になりますからね。
踏んだり蹴ったりですよ。
マジで石浦は断髪式後に辞めるかもしれんですね。
何せ北青鵬にはガッカリですね。