「ツル性植物」について | 西尾浩史のブログ

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元kamekichihiroこと西尾浩史と申します
先祖の産土から採ったペンネームです
簡単な経歴を申し上げておきます
中部地方某県生まれ
学歴は以下の通りです
国立大学附属小学校、同中学校卒
地元高校進学後、国立大学卒業
経済学学士、土壌医
元金融機関職員です

本日は「蔓(つる)」について考えてみたいと思います

 

もう既に鹿児島産や宮崎産のグリンピース(えんどう豆)が店頭に並び出していますが、私も昔からグリンピースの炊き込みご飯が大好きで、毎年自宅の菜園の片隅で育てています

 

グリンピースは当然のことながら「マメ科」の植物で、中学の理科の教科書にも載っている「根粒菌」を使って窒素同化をしています

窒息・リン酸・カリウムはいわゆる必要元素であり、特に窒素はタンパク質の元となる元素ですが、畑のお肉と言われるマメ科の植物は「窒素同化」つまり空気中あるいは土の中の窒素分を根に寄生する根粒菌によってタンパク質に変化させて組織化するのが特徴となっています

 

さて、本日の本題に入りますが、豆科の植物は「ジャックと豆の木」と言う童話にあるように、「ツル」を巻くのが特徴ですが、皆さんはこの「ツル」がどの向きに巻くのか考えられたことがあるでしょうか

「ツル」の巻く向きは、上から見た時と下から見た時は逆になりますが、これには一つの原則があります

「ツル」が伸びていく方向に対して右回りに巻いて行くのだと考えれば良いのです

但し、これは地球の北半球の場合です

ご理解して頂けたでしょうか

当然のこと豆は下から上に伸びますから、豆を下から見た時には「右回り」の渦を描いたように見えるのですが、上から見ると逆の「左回り」に見えるのです

お解り頂けたでしょうか

常に「進行方向に対して右回りに渦を巻く」のです

 

この「渦巻き」の巻く向きの捉え方は、地球の北半球の台風から渦潮まで、すべての「トルネード現象」に応用できる原則ですので是非覚えて下さい

 

応用問題:下の解釈の正誤を答えて下さい(制限時間3分)

 

北半球の海峡で発生する渦潮は海底から観察した時、常に右巻きである

 

 

この設問は直感力の訓練とイメージ化の能力の向上の観点から創っています

 

正答は次回のブログにて発表いたします

 

筆者kamekichihiroが引用したのではありませんが、「ツル」の巻く向きについては解釈に紆余曲折があったことが以下の

記事に詳しく載っていましたので、紹介させて頂きます

おそらく、進行方向(伸張方向:伸びていく方向・向き)に対してと言う捉え方をするのは、最も新しい学説なのではないかと推測いたします

 

PS : 筆者の場合、植物に限らず、北半球における「トルネード」型回転運動全般に共通する規則性として、より応用の効く捉え方になるのではないかと思い、ブログ記事にさせて頂きました