京王線の調布で起きた猟奇事件について | 西尾浩史のブログ

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元kamekichihiroこと西尾浩史と申します
先祖の産土から採ったペンネームです
簡単な経歴を申し上げておきます
中部地方某県生まれ
学歴は以下の通りです
国立大学附属小学校、同中学校卒
地元高校進学後、国立大学卒業
経済学学士、土壌医
元金融機関職員です

満州で軍の管理の下「アヘン」が栽培されていたことはもはや周知の事実であるが、その元締めであった「興亜院」には後に総理大臣になった「大平正芳」氏等の大蔵官僚が会計担当として働いていた

日本が当時最大の経済大国であったアメリカに対抗するために資金を稼ぐ目的でイギリスを真似て「アヘン」を朝鮮半島から強制移住させた農民に作らせていたのだ

アジア諸国民の夢の国として「満州国」を建設すると言う名目とは懸け離れた統治を日本人自ら行っていたのである

安倍晋三元首相の祖父である岸信介氏は商工省の役人として満州国の運営を任されていたが、氏は理想主義者であると同時に「リアリスト」であり資金は必ず「洗浄」したものを用意しなければならないと公言していた

安倍氏が未だに「森友」「加計」問題に口をつぐんでいるのはそこで動いた資金があくまで合法的なものであると認識しているからだろう

 

安倍晋三氏は出生以降岸信介氏の長女である実母の安倍洋子氏によって「完全にアンダーコントロール」されて「いた」か、「いる」のではないだろうか

おそらく、事あるごとに洋子氏から祖父信介の話を聞かされて育ったに違いない

洋子氏はもう90歳になられるようだが、長きに渡って安倍家の「グレートマザー」として君臨してきたのではないか

言い方は悪いが夫の安倍晋太郎氏を「尻に敷いて」いたのではないかと憶測する

 

祖父、実父共に東大卒でありながら、安倍晋三氏は私立大学の出身であり、それが氏にとって長い間一種の負い目になって「いた」、あるいは「いる」のではないだろうか

因みに安倍晋三氏の家庭教師をしていたのが東大生だった警察庁出身の官僚OBの衆議院議員の「平沢勝栄」氏である

安倍家では現役東大生を家庭教師に付かせてまで晋三氏を東大に進学させたかったのだろうが、勉学の才能と言う面では氏は祖父や父親に遠く及ばなかったのだろう

 

ところで、安倍晋三氏はおそらく岸信介氏直伝の官僚操縦術を母親を通して教えられたのではないだろうか

岸信介氏は最強官庁であった内務省に入ることを避けて農商務省を選んだ「インテリ・サムライ」であったので官僚に圧倒的に多い底の浅い単なる「出世志向」の人間の操縦はお手の物だったに違いない

また、典型的なガリ勉型だった東条英機とソリが合わなかったのも無理はない

 

岸信介氏が目的はともかくとして、半ば堂々とアヘンで得た資金の「マネーロンダリング」を繰り返していたのは事実であって、その流儀を安倍晋三氏もしっかりと受け継いでいるのだろう

日本に長らく医学農獣医学系の大学が新設されていなかったのは問題で「加計」事件がそうした旧態依然たる文科行政を改革する途上に起きたとも言えて、いわゆる「カネ」の側面からしか捉えようとしないのは偏向した見方だとも言えよう

また、公文書の改ざん疑惑は安倍氏がそう仕向けた訳ではなく事務方の官僚が自ら行ったのだろうし、法律上は安倍氏には全く過失は無い

ただ現役官僚が一人亡くなっているわけであるから、遺族には十分の補償をするよう安倍氏から官僚に要望すべきだろう

 

 

「こうするしかなかった」とか「已む負えなかった」と言う見方と、最低限守るべき「倫理観」とのせめぎあいはいつの世にもあるのであるが、本来「衣食足りて礼節を知る」ではないが、日本の様にある程度の生活レベルを達成した国では「倫理」を優先した方が国民がまとまるだろう

これがかつての中国やASEAN諸国などの様に国民が食べるのにも窮するレベルの場合は「開発独裁」ではないが、ある程度の「統制」も已む負えないだろう「とは」思う

 

明治の学制施行以来、人間の評価は試験の点数だけになってしまって、西欧諸国の様に学問が純粋に知的好奇心から学ばれることもなく、また五教科だけが優先されていわゆる実学や芸術が「オマケ」扱いされていて、人としての「全人教育」が行われて来なかったことの弊害が現在の日本に現れているのは間違いない

 

今、日本では、まるでアフリカの植民地で荷役労働に就かされた奴隷の様に肉体を酷使してただやみくもに働かされる若者が増えている

彼らは仕事を通じてノウハウを覚えることもままならず、ただ言われたままにろくに意見も言えずに働かされている

また、上司のご機嫌を取るだけで精一杯で、他者と胸襟を開いて話をし友人を作って行く方法さえ知らず、日本人の長所であった年上の人間に対して敬意を示す人としての最低限のマナーも理解できない若者が圧倒的多数になってしまった

彼らは周囲を皆敵のごとく捉え、一瞬でも侮られまいと虚勢を張り続け、多大な「ストレス」を溜め込んだまま生活している

また、他人に舐められまいと肉体改造にも夢中だが、頭の中身の改造には無頓着であって、その生き方は総てスマホからの情報に従っているに過ぎない

活字を読む習慣は殆ど無いに等しいし、日本文化よりも欧米のスポーツのことの方が詳しい

と言っても、欧米のスポーツの来歴や戦術について良く知っている若者は極めて稀である

また、人に譲ると言う事がなく、「損して得取れ」と言う処世術も知らず、どういう訳か「我先き」と皆慌てふためいてしょっちゅう大きな音をたてて物を落としたり、車をぶつけている

悲しくなるほど滑稽な「惨状」である

 

さらに、大人も皆利己的で「指導」することさえしようとしない体たらくである

とどのつまり、今どきの若者は善き「指導者」に物事の基本を教えられる機会に恵まれずにいきなり現場に立たされるが故に、多くの時間をロスしている

日本人労働者の労働生産性が一向に上がらないのも当たり前であり、結局日本人の賃金水準は他のアジア諸国に抜かれて行くだけである

 

京王線の調布で起きた猟奇事件の加害者がもし、クラシック音楽やジャズのライブを聴いたり、ムンクの「叫ぶ人」とかゴッホの「ひまわり」や東山魁夷の原画を観たり、どこかのお寺の聖観音像を見る機会があって、自分の心を自分自身の手で癒したりリラックスしたり出来ていたならば、おそらくあのような悲惨な事件は起きなかったのではないだろうか

 

まぁ、所詮親父の「つぶやき」にしか過ぎないのだが