「思い出してはいけないだろう」 | 紙飛行機の憂鬱

紙飛行機の憂鬱

自分の創作の全てを表せたらと思い、あえて始めました。
お目に留まれたら幸いです。

思い出してはいけないだろう

こんな僕が君のこと

今更思い続けたところで

どうにもならない胸算用

 

決して駆け引きなんかじゃなくて

一方的なこの思い

まるで意味なきこの思い

君にとってはただ迷惑で

 

そんなことさえ分かっていながら

思い続ける愚か者

君の迷惑顧みず

一方的に押し付けて

 

もっとも君が受け取るかどうか

それさえ怪しいこの思い

いっそ無駄ならはっきりと

君の口から聞きたくて

 

思い出してもいけないだろう

所詮僕は過去の人

君の記憶の片隅からも

消されたただの通りすがり

 

思い出すのも罪だろうか

僕の勝手な独り相撲

君からすれば意味のない

結果の見えたこの勝負