「眠れぬ夜」寝苦しき夜にこの身を任せれば 眠れぬ夜のもどかしさ 何度寝返り打とうとも なかなか寝付けず苛立ちて 右向けば切なく 左向けば憂鬱 上見れば儚く 眠るには辛く ただ暑さばかりでなく 昨日という日の出来事を 思い出してはため息を ついては眺める天井が 恨めしいほど圧し掛かり 落ちてくるような錯覚を 抱きながら視線をそらし 寝返り打てば苦しくて 眠れぬ夜のもどかしさ 肌で感じるその不快 心の中まで染み入って 尚更眠れぬ長い夜