詩人もどきの書く詩には
遠い昔の憧れが
見え隠れして今もなお
書き続けるのか拙い詩を
遠い昔に憧れた
詩人の背中を追いかけて
何とかここまで来たけれど
詩人の背中は掴めない
名前すらも覚えていない
そんな詩人のあの詩が
今も心に蔓延って
諦めきれない感情を
けれどもそんな詩さえも
断片的で曖昧で
中途半端な記憶しか
残ってないのが悔しくて
結局僕はその詩を
自分で書こうと考えて
こんな無意味な悪足掻き
続けているのか今もなお
詩人もどきの書く詩には
遠い昔の憧れが
見え隠れして頼りなく
書いているのか切ない詩を