黙り過ぎた僕が悪いのか
喋り過ぎた君が罪なのか
黙り込む僕を責める君
喋り続ける君を疎んじる僕
黙る僕の時間は留まり
喋る君の時間は先を行く
噛み合わない会話は
無駄な時間を生み出し
絡まない言葉は
無意味な空間を漂う
防御の言葉を持たない僕は
絶え間なく攻められたような感覚
返りの言葉を求めた君は
絶えず無視されたような感覚
噛み合わない会話は
不協和音となり響き
噛み合わない言葉は
帰らない木霊と化す
黙り続けた僕が罪なのか
喋り続けた君が悪いのか
噛み合わない言葉が
噛み合わない心を導いた・・・