3月20日(日)
東北のJAZZ喫茶巡りの帰り道
茨城県内で気になっていたJAZZ喫茶に伺いました。

笠間市 「ジュニア・ボナー」さん      

常磐道の笠間ICを降りて数分、
商店等はほとんど見かけない坂の多い住宅地
この辺にホントにJAZZ喫茶があるのかな?
と不安を抱えつつ、小さな看板を発見

入口はやや狭いですが
店の前に車3台分位の余裕のある駐車場があります
少し離れた場所にも駐車場がある様です。

お店に入ると流れていたのは昭和歌謡!
(どうやら先客のご近所の奥様向けだった様です。)

スピーカーと出来るだけ正面から向き合える窓際の席に
座ります。
音響装置が無ければ見た目は郊外の喫茶店といった感じでしょうか

アンプ類の一部をよく見ると「TRIO」という名称が見えます。
子供の頃にオーディオカタログで見たことのある名前だ
実に30年ぶり位に思い出しました

しかも こちらの店には独立して二つの音響システムが壁に沿って
L字向きに設置されています

たぶん、CDとLPで切り替えているのだと思いますが
複数のスピーカーを切り替えるお店は時々見かけますが
この設置の仕方は見たことがありません。
 
JAZZはかけないのかな・・としばらく
待っていると、先客のご近所の奥様?が気を使って
「あのお客さんJAZZを聞きたいんじゃない?」的な事を
マスターに言って下さって マスターがリクエストはあるか
聞いて下さいました

お店でかかる曲の傾向を知りたくて
「このお店で良くかかる類の曲があればお願いします」
と かなり曖昧なお願いをしてしまいました。

「うちは拘り無くなんでもかけるよ」 
とおっしゃったマスターがかけたのは
[G Five - Memphis Underground ] というバンドでしたが やたらと恰好良い!
(後で検索しても少ししかヒットしない位マニアックなのに 拘りが無いとおっしゃるとは・・  笑)

しかも先ほどの昭和歌謡の数割増しの音量で
窓側は得に防音施工をしているように見えなかったので
「一応住宅街なのに、この音量で大丈夫?」って位でした
もちろん 音も良い

途中で大学生の息子さんを連れたお客さんが入られて
リクエストした女性ボーカルの[JACINTHA- HERE'S TO BEN]というアルバムの
「Danny Boy」という曲をリクエストされましたが
アカペラの迫力に圧倒されました
ステージの目の前で聞いているというより、
コンサートのスピーカーの目の前で聞いているような迫力でした
歌声にここまで引き込まれたのは久しぶり 軽く身震いする位・・
(マスターもお客さんも 曲のセンスが良い)

飲食も都内に比べて数割安いです
酸味の効いた自家製チーズケーキが美味しかったです
  
高速を使えば水戸南の「コルテス」さん迄20~30分位で着くのでハシゴもしやすいと思います

都内でもおしゃれなカフェ風の店は多いと思いますが
ここまでの音量とジャンルの幅は無いと思います。
また お邪魔したいと思います。