どうも、kame3です。
今日の話はスマブラではないのですが、3分得点乱闘アイテムあり使用キャラがガオガエンだったのですが...6キル5デス・4キル5デス・6キル6デス・5キル5デスと言う全員脳筋試合をしまして、それを制した事に興奮を覚えています。
最初滅茶苦茶暴れて+3まで稼いだ人が最終結果が-1になって、残り30秒まで-3の人がその30秒間で0まで戻してきたと言う、制した実感がない滅茶苦茶な試合でしたよ...決め手がアシストフィギュアだったとは。
さて、本題。自分がジャンプで唯一読んでいる演劇漫画、アクタージュの話なのですが...先週号ですね、来週重大発表があります!という大々的な告知をしてまして...その存在に対してはあまり気に留めずにいたんだよ。
で、まだジャンプ読めてないけどTwitterで何となく『アクタージュ』と打ち込みまして、検索してみたところトップに出てきたのは『アクタージュ、銀河鉄道の夜編を実写舞台やります、そのオーディション広告』と言う...全く喜べない物が出てきました。
俺の中で主人公である夜凪景を始め、どのキャラを取ってもそのキャラを演じられるのは本人しかいない。夜凪景役、夜凪景じゃないとキャストミスと勝手に判断するくらい絶対的な存在なんだよ。
で、実写化といえば地雷...幾つもの良作が金の掛けたCGとネームバリューと棒読み演技と話題女優俳優起用で滅茶苦茶にされてきた印象があります。
それを舞台とか無いわ!って思って心底ガッカリしたのですが、他の人の反応を見た中で『見る前からガッカリすんなや。そんなのファンじゃねぇよ』と言う言葉がありまして、それもそうだなと。
どうせその舞台は東京とか、近くて札幌がワンチャンという遠征コース故に見に行くかなとはないけど...改めて色々な視点からどうなるか考えてみようと思い、ちゃんと考えて来ました。
その上で言います、やって欲しく無いです。
このオーディションの応募資格は『12ー17歳までの女子、募集は夜凪景役のみ。日本語がネイティブであること、国籍は問わない。』
高校生役なのに中学生もありって...そしてキャラの見た目が明らかに日本人なのに、国籍問わないのも無理があるだろと。
『合格者には銀河鉄道の夜の舞台における主演+ホリプロ専属契約、世界で演じる女優を目指しプロデュースします。劇団等に『未所属限定』となっています』
はい、これ嫌い!要は一般人から募集して2022年公開予定の舞台の主役を募集しますという内容なんだけど、原作の夜凪景は17歳で初大手事務所のオーディション+最終選考まで進むと言う一見シンデレラストーリーだ。
しかしオーディションを受けたきっかけは家が貧乏だからであり、特殊な家庭環境で子供の頃から有名映画を見続けて自己投影するまでに至った自然的に誕生した天才と言う設定がある。
しかもオーディション結果は周りの評価含め圧倒的にだったのに事務所社長の方針で不合格、そこから別の...世界的に評価されているけど日本では無名の映画監督が立ち上げた小さなスタジオからエキストラ、ウェブcm、漫画原作のキャストを豪華にすることで客寄せしようとする実写映画のオーディション等を乗り越えた事で歪な成長をしながら、映画の割と出番のある役を勝ち取った。
その上で漫画ならではの展開ではあるものの、主演に喰らいつく演技。現役の若手トップの横に立つ事が出来る程の実力を発揮して、その映画が公開される前に『銀河鉄道の夜、主役の一人』をやる事になったと言う、単調ではない道のみがあったんだよ。
なのにこのオーディションだと、合格さえすればホリプロによるプロデュース+初舞台初主演+ジャンプで宣伝+原作ファンが舞台に来ると言う舞台集客の最低限保障付きの破格の待遇が待っている。
もうやると言ったからにはダイヤどころか全員宝石の原石にすらならないような一般人しか集まらなくても誰かは合格させないといけない。そして一年は最低でも稽古だ。学業との兼ね合いとかそう言うのも把握してないのに応募して、この舞台の後に『日本トップクラスの女優』となる夜凪景役を背負うことになって行くのに...もし失敗したとしたらどうする?
プレッシャーから自殺、調子に乗って犯罪、突然の失踪。評判悪くて大批評。逆に成功したとしても、アクタージュの事は特に思い入れのない踏み台だったみたいな扱いされたくない。とりあえず読みました、ペラ1の紙程度の感想しか言えない人が合格とか絶対認めたくないからな!
そさて内容は銀河鉄道の夜、有名な作品だ。舞台なんて色々行われて来ただろうけどこれはアクタージュと言う看板を背負った上での銀河鉄道の夜だ。それを実際に再現、無理だよ。
多分舞台のストーリー的には原作で描写された初日の公演をやると思うんだよね。でもその初日の出来事として漫画内で起こったのは、主人公の夜凪景を除く登場する役者全員が開演直前に演出家の危篤を知ることになったと言う緊急事態。
これは演出家、巌宗次郎が隠していたんだけど夜凪景だけ本人の口から伝えられていた。それで全員動揺する中で、それを飲み込み動揺する観客達の前で堂々と演技する。銀河鉄道は死が密接に関係している作品だ。少なくとも監督が本当にそうなるワケにはいかないし、本当に起こったら多分公演中止だろうな。
しかし直前まで乗り切れなかった人や、完璧に計算された演技をやっているのに実力の差で疎外感を感じる有名俳優、それに対する自然なアドリブ...このシーンの台詞は泣いたな。
言ってしまうと、銀河鉄道にはさまざまな死者が乗って来て、そして去っていく作品。その中でタイタニックの沈没に巻き込まれたと思われる先生と教え子。
その先生が有名俳優なんだけど、よく計算された動きをするんだよ。表情や動き、どうしたらいいか全て計算していた、故に舞台の観客を目の前に負けちゃったんだよ。
そひて台詞が死ぬ事は怖くない、天に行くことを自ら選んだ。救命ボートの数は限られていて、押しのけてでも助かるよりこの子と死んだほうが良かったって台本なんだよ。
でも夜凪景が『それは本当に間違ってなかったのか』と、台詞にないことを言い始めた。それは夜凪景としてではない、登場人物であるカムパネルラの視点に立った時の感情で真剣に問う流れがあるんだよ。実際にはない話だ。
それに対して、自分の言葉を挟んだ後に一度言ったセリフをまた一から言うのだけど...それまですべてを悟った先生だったのに、急に滅茶苦茶ダサい演技になるんだよね。声も震えているし、客に背中見せて演じ続けるし、本当だったら事故だよ。
でも、それが凄く良いと思えた。初めてそのイケメンキャラがカッコいいと思えた瞬間だった。それは心境が字になっているし絵も付いているという素人にも分かるフォローありきの展開だったけど、何回か泣いたからね。パッと思いつく中でも、多分考えても一番好きなシーンと言える。
そして、クライマックスの巌宗次郎の死を乗り越えられなかったもう一人の主演のあのシーンも...観客に役者見ている光景を動きだけで窓を開けたと、音も込みで共有するシーンとかその他色々を実写で表現出来るわけがないんだよ。
それで練習期間が一年から2年...もしこんなオーディションで原石が見つかるなら、なんで今まで事務所とかに応募しなかったのか。何故このオーディション募集を見て生涯を女優として生きる道を選んだのか。何故、原作者監修の銀河鉄道の夜(通常)でプロの劇団員がジョバンニ役とカムパネルラ役を演じるでは駄目だったのか...夜凪景役である必要があるのか。
別に先ほどの原作の内容を完全再現してほしいって意味じゃないよ。でも、なんだろう...実際に見て、アクタージュの銀河鉄道の夜なのか。それとも銀河鉄道の夜なのか。アクタージュなのか。カムパネルラ役ではなく夜凪景をやる意味、cmの地点で絶対つまらないことが分かるのに試写会で面白い作品とコメントする演技して観客と共に作品タイトルコールする実写映画のようにならないのか。
不満というより不安に極振りされているって感じです。もし仮に観に行けたとして、素人の自分が実際にどう感じるかは分かんないからね。
完成度低い、世間的評価も周りの評価も低いけど自分にとってはあの人は夜凪景を名乗っていいと思えるかもしれないし、逆もあるだろうし....何も考えてない馬鹿でも分かる、演技の中で本人の感情が表に出ている芝居をやってほしい。別にメゾット演技をやれじゃなくて、自分と夜凪景の面影程度とカムパネルラの三人を感じる事が出来る人を期待してます。
何よりメインは男役だからね。それを違和感なく出来る、この二つだな。とにかくオーディションで見つからないなら素直にやめて、見つかったなら絶対成功、アクタージュの人気に貢献してほしいです。失敗しようものなら2年後にボロクソ言うからな!以上