ちょっとしたお話 | kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

kame3ブログ~何時からブログで無くなったか

最近自分の方向性が分からなくなってきた

どうも、Kame3=

自分の中で浮かんだ想像問題が答えがでないでいるから、ここで発散しようと思う。


貴方は今、何者かに誘拐されて監禁されています。ただし、拘束などはされておらず鍵が掛かっているので外には出られませんが部屋の中を歩き回ることは出来ます。

そして観察して回った結果、部屋の片隅にスピーカー。壁には面識の無い人の写真が五枚貼られていました。(写っている人もそれぞれ違う)

それ以外は特になく、何も出来ないので座り込んでいるとスピーカーから声が聞こえてきました。

『監禁された者へ告ぐ。今、私は君達のいる部屋の壁に貼られた、写真に写っている者達を殺害しようか迷っている。』

突如の発言に困惑する貴方、しかし犯人らしき人物の言葉の内容を不思議に思います。何故迷っている状態なのか。

『そこで君達には、その者達を生かすか決めてもらおう。ルールは…』

ルール

監禁されたのは貴方含めて四人、説明が終了後部屋の鍵が開いてその先の部屋で話し合いが出来るようになっている。

話し合いが終わったら再び各々の部屋へ戻り、どちらにするべきか回答。それが終われば解放となる。

ただし、決め方は多数決になっている。もし最後の判断で全員が生かすことを選んだ場合は、全員解放となる。

だが殺す方を3人、又は全員が選んだ場合は各々に五千万円を差し上げよう。

後、3対1になった場合は少数派の人間が。2対2になった場合は全員死亡となる。ルールは終わりだ。


その後、部屋の鍵が開いて大部屋へ。そこで他に監禁されていた三人と顔を合わせる。とりあえずどう言う人物か知るために、お互いに自己紹介をすることにした。


一人目はサラリーマンの男性。40代に見える、他は特に印象に残る部分はない。写真の中に知り合いはいないらしい。

二人目は自らを統計学者と名乗った五十代の男性、もう少しで定年らしい。

その次に貴方が名乗り、最後の一人に差し掛かった時にその人は突然泣き出しました。

最後は30代の妊婦、写真の中に自分の息子がいたのだという。

その子はまだ10歳になったばかり。更にエリートの家系らしく、子供を失う訳にはいかない。どうにか生かして欲しいと懇願された。

それをなだめている間に時間が来て、貴方達は部屋へ戻りました。


ここでおさらい。

生かすを選択が3人『以上』いた場合、殺すを選んだ一人を除き全員解放されます。

殺すを選択が3人『以上』いた場合、人質と生かすを選んだ1人は死亡。残った三人には各々に五千万円貰える。

2対2になったら全員死亡です。

さぁ、貴方はどちらを選びますか?綺麗事抜きで選んでください。

これの大切なところは、二択を間違えれば死ぬってところだな。多数派になれば生存、少数派なら生存…どんな結果でも、他三人が同じの選んで自分が違えば自分だけ死亡。2対1の状態で1の方を選べは全員死亡、2を選べば生存だ。

ここで問題になるのは妊婦と額の話。妊婦は自称エリート家系、子供を助けて欲しいと懇願しているがそれは100%事実か。

もしかしたら、要らない子かも知れない。出来の悪い子供でこれを期に殺そうとしているのかもしれない…では、何故懇願したのか。

だって、罪悪感抱かなくて済むじゃん。もし少数か同数なら自分が死亡する。だが、既に最低でも一票は確定している、後は三人中二人が選ぶこと。五千万円、魅力的な額じゃないか。

そして人質は見ず知らずの五人、見ず知らずの人からの頼み事と思って金を選んだ人が二人いたら。その二人が殺すことを選んだせいで自分の子供が死んだと他人のせいに出来る。生きていく上での障害にならない…と思うかもしれない、もしかしたら単純に助けてほしいのかも。


次はサラリーマン。40代で五千万稼ぐのがどれだけ大変か分かっている、なら金を選びたくなる。

だが、もし結婚して子供がいたら?さっきの母親の気持ちがわかる、それに既に生かすに一票入っている事が確定しているようなものだ。そして話し合いもまともに出来ないまま来てしまった。こっから残りの二人も殺すを選ぶのか。ハイリスクハイリターンだ。


統計学は、五十代で統計学者なら相当良い役職のはず。五千万って額でどう動くかよりも、生き残れるのはどちらかを重点的に置く可能性が高い。統計学者から見て、どのように映っているのか…

そこに自分が。難しいよ、この設問。俺なら…見ず知らずの人が死ぬ、それにどれ程の罪悪感を抱くか。知らないって割り切れるほど強くない、でも一時金とは言え五千万は欲しい。欲しいが、金が無くなったら精神維持が出来なくなりそう、些細なことでも耐えられないのだから。だから、自己保身で生かすかな。

まぁ、どう想像しようが自由だ。そんなお話でした。以上