BGM | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 大酒を呑むと、次の日に強烈な二日酔いと下痢に襲われるのは自明の理である。 硬い便




も辛いが、下痢も一日中になると辛い。




 僕は、この下痢の音を聞くと、10代の頃していたアルバイトを思い出す。 思い出してしま




うのだから仕方が無い。 昔に聴いていた音楽を聴いて、ふと、当時のことを思い出すことが




あるが、あの感覚である。 




 当時、僕は大型スーパー内にある鶏肉店でアルバイトをしていた。 朝は早く、夜は遅いな




かなかハードな仕事であった。 朝、店に着くと、制服に着替えてさっそく鶏を捌く。 鶏は、毛




をむしられただけの丸鶏である。 それを数人で手分けして捌く。 捌きが一段落すると、朝食




が出る。 僕は、その朝食を食べ終わると、必ずトイレに行った。 毎日ほぼ同じ時間。 スー




パーは、まだ開店前なので客はいないが、トイレに入ると、必ず奥の個室の扉が閉まってい




る。 同じフロア内にある精肉店で働くオジサンが入っているのである。 そのオジサンが、毎




日ひどい下痢なのである。 男子トイレの個室は2つしかなかったので、僕がいつも入る個室




は、オジサンの後ろになる。




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




 フロア中に聞こえるのではないかというくらいの脱糞BGMで、しかもオジサンと僕は、もよお




す時間が同じだったので、僕は、ほぼ毎日オジサンのBGMを超アリーナ席で聞いていた。




 始めの頃は、毎日毎日ブビドゥバ奏でやがって何食ってんだ! などと思っていたが、半年




ほども聞いていると慣れる。 僕は気にならなくなったが、あれから数十年経った今でも思い




出すほどに刷り込まれていたようだ。 二日酔いで下痢になる度に、あのトイレの白い壁と音




が脳裏に浮かぶ。 今、思うと、あのオジサンは毎日けっこうな量の酒を呑んでいたのかもし




れない。 その風体からとても胃腸が弱そうには見えなかった。 




 その鶏肉店では、1年ほど働いていただろうか。 とてもイヤなことがあって、我慢できなくな




り逃げるようにして辞めてしまった。 また機会があれば書こうと思う。




 あと、お食事中の方、ごめりんこ。






                                                       亀久






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         ら僕にちょっと貸してください。 シラバブ☆ラブさん、高い高いのほうが好


         きなんですかね!お!人間メリーゴーラウンド!今度やってみます!(笑)


         おまめさん、作りますか!天空トイレ!たこ壺!ドレミファ爪とぎ!いいで


         すなー!楽しいですな!一丁やってみますか! よみびとしらずさん、な


         るほどー、気に入るとは限りませんな!カラーボックスはよさそうですな!


         ハルキノコさん、箱に入ればスタートですな!けっこうな運動になるのでな


         かなかいいですな! ばるさん、フタのない箱の場合は、いいですが、フタ


         のある場合はちと危険ですな(笑)





         今、サビは押入れの中に入っているのですが、少しあいた襖の隙間から僕


         を見ています。




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