デジタリアン | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 先日、立て続けに後輩が家に遊びに来たという記事を書いたが、昨日、「オチ」 のように僕




より一つ年長の友人Tが来た。 自転車に乗ってやって来た。 Tは、部屋に入るなり我が家




のテレビを見て笑った。 緑の色が出てないとさんざん笑う。 僕は、 貴様の家のテレビも電




源を入れてしばらく経たないと映らないブラウン管テレビじゃねぇか! と、ビシッと言ってやっ




たのだが、Tは妙に余裕な態度でニヤニヤしている。 まさか! と、僕はとてもイヤな予感が




した。 だが、そのまさかであった。 Tは薄型デジタルテレビを導入したと言う。 僕の 「そね




みメーター」 がじわりと上がる。 そして、さらにTはなんと 「プレイステーション3」 という最新




ゲーム機まで購入したと言った。 もう僕はゲームをほとんどしないので、ゲーム機の方はあ




まり欲しいとは思わないが、Tが買ったとなれば話は別だ。 僕は、目の前のこの憎い男に、




それを言いにわざわざ来やがったのか!自転車で! と罵声の一つでも浴びせてやろうかと




思ったが、なんだか奴の思う壺のような気がして、




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




 と、高ぶる感情を押さえ言った。 するとTは、薄型テレビでやる最新ゲームの美しさを延々




と目を潤ませ喋るのであった。 




 僕たちは、互いに見下し合っているので、僕の欲しい物をTが持っていて、その自慢を聞か




されているこの状況は非常に腹立たしい。 しかも薄型テレビの自慢話は、緑色が出ない僕




のブラウン管テレビを観ながらというこの敗北感。 逆にTはとても気持ちがいいだろう。 発




泡酒の缶を持つ手も心なしか優雅に見える。 僕は、少しでも反撃しようと、 まぁ、俺もゆくゆ




くは 「3Dデジタリオン・ハイパー・エクセント・テレビジョン」 でも買おうと思っておるがね と、




思いつきのテレビ名を口にするも、持っている者の余裕か、Tは フフン と鼻で笑うだけであ




った。




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




 喋りつくしたのか、発泡酒を呑みキャベツ太郎を食い散らしたTは、自転車に乗って帰ってい




った。 帰り際、Tに お前のテレビの緑色は綺麗かい? と訊くとTは ああ、最高だ と、答え




た。 僕はTの後姿に 帰るまでに3回コケますように と念を送った。 




 いつか 「3Dデジタルギア・アトミック・ボンバー・ロイヤルストレートフラッシュ・テレビジョン」




を買い自慢大会を開催すると誓う僕だ。








 ※ 緑色が出ないテレビの記事はこちら→ 「色」






                                                       亀久






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