ゲームセンター その三 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 前回の記事で、大阪は新世界、通天閣の前のゲームセンターで働いて良かったなどと書




いたが、ゲームセンターの店員というのも なかなか辛い。 僕は、ゲームセンターの店員と




いうのはカウンターの中で座りながらボーッとしていればいい などというイメージがあったの




だが、僕が入った店は某有名ゲームメーカーの直営店だったため厳しく、手にゲーム機を




拭くためのぞうきんと洗剤スプレーを持ちビシッと立っていなければならない。 僕が思うに




ゲームセンターの店員とは最も接客をしない接客業である。 ゲームをしている客は店員に




声をかけることも無く、またこちらも声をかけない。 黙ってビシッと立ち続けるのは結構ツラ




イ。 場所柄なのか、朝から酔っ払いもよく来店する。 店内で意味不明の言葉を大声で叫




んだり、小さなお菓子をすくうゲームがあるのだが、獲得したお菓子を取った取らないで取




っ組み合いを始めるオジサンたちもいた。 新世界にはいくつかゲームセンターがあったの




だが、ある店のトイレの洗面所には、「ここで頭を洗うな!」 と殴り書きされた紙が貼ってあ




ったりする。 




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




 前回の記事に書いた20代半ばの路上生活者 「カムズ」 だが、彼もこんな感じのところが




あった。 1人大声を出し、延々と喋っているのだ。 耳をすましてよく聞いてみると、「銀河




鉄道999」 に出てくる 「メーテル」 のことを賞賛していた。 またある時は、通天閣の真下で




オッサンかかってこいやー! と巨漢を震わせ暴れているのも見た。 彼が毎日の食事を




どうしていたのかは判らないが、たまにオバサンからおにぎりを貰っているのを見かけたり




した。 その時、オバサンは必ず このおにぎり食べや、ええか?このおにぎりは私があげ




んねんで、よう見いや、私があげたんやからな と自分がおにぎりをあげるのを物凄くアッピ




ールするのである。 何か見返りでも期待していたのだろうか。 しかしカムズはとても自由




に暮らしていた。 たまに羨ましく思ったりしたものである。




 給料日になると僕はよくダンボールを集めて生計を立てているダンボーラーのオジサンと




外で缶ビールを飲んだりした。 酒の肴は屋台のヤキソバである。 そのヤキソバは透明の




パックに入っていて、箸を入れるとパックの四角い形のままヤキソバが全部ついてくるという




代物だった。 麺をすするというよりもかじるという感じであったが、それが妙に美味い・・・・・






 ・・・・・う~む、あの頃のことを書き出すと止まらなくなる。 皆さんは飽きてきたのではない




だろうか。 このままだと延々と書き続けそうなので、この辺で止す。 またいつか書こうと思




います。






                                                      亀久






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       おまめさん、おお!うんこ事件!残念ながらあれはこの店の後に配属


       になった店なのです。 かわうそさん、アントニオ!かわいいですよね~


       ホルモンとお好み焼き!そのままですがな!(笑) akiさん、猫が釣りを


       しています(笑)



       今でもたまに新世界に行きますが、昔から飲む店は変わりません。 あ


       そこの茶碗蒸しがもう! 今日は豚キムチ!!



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