店 その二 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・

 先日、近所に骨董品店のような怪しい店ができたという記事を書いたが、今日行ってきた。




 前回は、店内に入った瞬間、毛だらけセーター100円也 に衝撃を受け、滞在時間はわず




か5秒と短かったが、今回はもう少しがんばろうと思う。 




 店内へ入ると、やはり客は誰もおらず僕1人であった。 店員は若い女性が1人と店の奥




にバアサンがいて、椅子にドッカリと座っている。 恐らく店のボスだと思われる。 




 店は、服がメインで売られており、子供用から若者向け、さらには着物まであった。 他




は、アイロン、ポット、食器や自転車、様々である。 しばらく店内を徘徊していると、オジサ




ンが1人店に入ってきた。 この店は、買い取りもやっているらしく、どうやらオジサンは何や




ら売りにきたようである。 オジサンは店のボスのバアサンと話をしている。 露骨に見るわ




けにもいかないので、僕は音声のみを盗み聞きした。 オジサンの これどうかな・・・ とい




う声が聞こえた。 しばらくの沈黙の後、ボスのバアサンが、これはここが壊れているから買




い取れないねぇ と言った。 商品の査定もバアサンがやっているようである。 オジサンは




静かに店を出て行った。 ボスであり、目利きバアサンだ。




 僕は、目利きバアサンが選んだであろう商品のある骨董品コーナーへ行った。 1番気に




なっていたコーナーだ。 そこにはやはり古めかしい何だかよく分からないものがたくさん置




いてあった。 石も売っているのか・・・と思ったら 「サルノコシカケ」 と書いてあった。 キノコ




の1種である。 年代物のカメラもあった。 とても古いタイプライターのような物もあり、さわっ




てみたいと思ったが、「さわるな」 と書いた紙が貼られていた。 目利きバアサンは厳しい人




のようである。 他にいつの時代の物か分からないが、紐で綴じられた和装本も何冊かあっ




た。 どれもこれもワクワクするような物ばかりで、見ていて飽きない。 和装本などは欲しい




なと思ったが、やはり高い。 しかし、そんな骨董品の中に 「3つで100円」 と書かれた箱が




あった。 3つで100円である。 3つで100円ということは、100均ショップよりも安いということ




である。 僕は、興奮して箱を覗いた。




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




もうすこし、生きてみようじゃないか・・・




 「実験器具どれでも3つで100円」 ・・・。 箱の中には、試験管、フラスコ、ビーカーや名前




は分からないがスポイトのような物、まさに実験器具が乱雑に入れられていた。 3つで100




円・・・。 安いのか高いのか分からない・・・。 なんとなく安いような気もするが・・・。 フラス




コとビーカーと試験管を買っても100円・・・。 うむ、安い。 でも・・・最近、実験やってないし




なぁ・・・。 僕は店をでた。




 またしてもやられてしまった。 この日の滞在時間は5分。 だが、このような店が近所に




できて嬉しい。 また行こう。 今度は目利きバアサンと話ができたらなと思っている僕だ。







※ 前回店に行った記事はこちら→ 「店」






                                                      亀久






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       サム」 ! 報告していただいた下町夫婦さま、ありがとうございます!


       サビは、最近の寒さにコタツで丸くなってますよ!パーレーさん!


       あちさん、ミスドはそうですね~最後に食べたのはもうずいぶんと前で


       ですな~。 ぴこりさん、なすびは英語でびーなすと言います!


       ウソデース!!




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