た。かなりのスピードであった。 僕は、その犬を缶コーヒーを飲みながら見ていた。す
ると、突然、犬が僕の前を通過した辺りで急停止した。それは、スピードを出した自動
車が急ブレーキを掛けるようで キキキーッ という音が聞こえそうな、そんな止まり方で
あった。
急停止した犬は、側に立っていた電柱に歩み寄り、数秒間においを嗅いだ後、余程
急ぎの用事があったのか、再び、すばらしいスピードで走っていき、あっという間に見え
なくなった。
僕は、あのスピードの中、よく電柱の臭いに気づいたもんだと、その嗅覚の鋭さに驚嘆
した。

亀久
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