忘れ物 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・
 イヤな夢を見た。



 なぜか僕は学生で、クラスメートと机を並べている。 クラスメートは知らない顔ばかり



で、喋りもせずにジッとしている。 僕もそれに習い静かに席に座っていた。



 しばらくすると先生が教室に入ってきた。 女性であった。 しかし、その女教師には



ヒゲが生えており、僕は見るなり ヤバイ!あの先生を怒らせてはいけない・・・ と思った。



 なぜ思ったのかは、わからない。 多分ヒゲだろう。





 先生は、生徒達を一瞥し、大きな声で 国語ー!! と叫んだ。



 生徒達は一斉にカバンから国語の教科書を取り出し、机の上に置いた。 僕も慌てて



カバンの中を探すが見つからずパニックになった。 するといつの間にかヒゲの女教師が



僕の傍らに立っており、僕の慌てっぷりを凝視している。





 こ、殺される・・・! と、さらにパニックになったところで目が覚めた。 朝の5時であった。



 僕は、枕元に置いてあるお茶を一口飲み、



「何で国語の教科書忘れるかなぁ・・・」



 などと呟きながらタバコを1本吸い、少しくやしい気持ちでまた寝た。





                                                  亀久





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