ら声をかけられた。 振り返ると、年は若そうだが眼光の鋭い男が立っており、僕は少し
身構えるような気持ちになった。 男は僕に近づき、
「こういう者ですが」
と、手帳を見せた。 警察官であった。

警官が僕に何の用だろうと思っていると、自転車を見せてほしいと言う。 どうやら警官
は僕の自転車を盗難車だと思っているらしい。 警官は、
「さっき見かけたときに、鍵を取り外したような跡があったもので」
と言った。 僕は驚き、
「どこですか」
と訊くと、警官は ここです と言って自転車の後輪辺りを指差した。
過去の記事にも書いたのだが、僕の自転車は中古で買ったボロである。 所々塗装が
剥がれていて、警官に ここです と指を差されてもどこかわからない。 と、言うか、鍵なら
前輪に付いている。

警官は自転車に貼ってある防犯シールの番号をメモにとり、僕の名前を訊いてきた。
僕はさっきまでブログのネタを考えながら自転車を漕いでいたせいか、『亀久です』 と咄
嗟に答えそうになったが、
「○○です」
と、警官に伝えた。 警官は何やら無線を取り出し ガーガーピーピー やっていたが、
「確認が取れました、お手数をおかけしました」
と言って、僕を解放してくれた。
解放された僕は、この久々に起こった刺激的な出来事に、何だか楽しくなった。
スーパーの帰り、コンビニに寄りビールを買った。 レジのおばさんに、小さな袋に入
ったお菓子を二つ貰った。
亀久
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