しかし虫、特にハチが苦手な僕は、その黄色と黒のシマシマの空飛ぶ物体を目の
端に捕らえた瞬間、おぅ! と叫び、歩道上で一人よろけてしまった。 まぁ、いつもの
間抜けな僕である。 だが、もっと間抜けなのはトンボの方だった。
その時すぐ側に街灯が立っていて、街灯の柱の表面は綺麗に磨かれ鏡のようにな
っていた。 トンボはそこへ映った自分と派手にケンカを始めたのである。

凄まじい怒りようである。
そんなに自分の顔が憎いのか・・・・。 と鏡とはどういうものかを知っている人間の
僕は思ったりした。
しばらく見ていたのだが、決着がつかないようなので僕はその場を後にした。
そりゃそうである。 こちらが攻撃し続ける限り相手も攻撃してくる。
僕にトンボ語がわかったらなぁ・・・・。 教えてやったらどんな顔をするだろうか・・・。
亀久
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