古本 | もうすこし、生きてみようじゃないか・・・
 僕は古本屋でよくマンガを買う。 古本屋なら値段が安いので、少し気になった程度の



マンガでも買える。



 しかし、古本屋でマンガを買っていると、たまに [当たり] が出る。 本を開くと、白黒の



マンガに色鉛筆でぬり絵のようにして色を塗っているページがあったりする。

 

 僕はこれを [当たり] と呼んでいる。



 面白かったのは、数年前 【ちびまる子ちゃん】 を買ったときである。 



 【ちびまる子ちゃん】 の単行本は最初に物語の登場人物が紹介されているページがあ



るのだが、明らかに一人多い。 多分前の持ち主、女の子だと思うのだが、自分を登場さ



せているのである。





 まるちゃんが ”ただいま” と家に帰ってくると、”おじゃまします” と言って後ろから家に



入ってくる。 また、まるちゃんが、お父さんに自転車を買ってとダダを言うシーンでは ”そ



うだー、買えー買えー” と、まるちゃんを応援するなど物語の至る所に登場する。



 しかし、描いているうちに飽きてしまったのか、本の11ページ目の11という数字に線を



描き加え 『11がめ』 という斬新なキャラクターを生み出して以降、女の子は登場しなくな



っている。 







 本を読み終わり、僕は普通に 【ちびまる子ちゃん】 を読むより2,3割は楽しく読めたなと



思った。  古本は、面白い。





                                                 亀久





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