友人が面白いとその本を読み始めると、途端にその友人が羨ましく
なる。
あぁ、今、あのハラハラドキドキの場面を読んでいるのだろうか・・・、
あの感動のシーンは読んだだろうか・・・・。 などと思う。
もう僕は、その本を読んでストーリーを知っているので、初めに読んだ
感動は得られない。 オチを言ってやろうか・・・、などと悪魔のような考
えも浮かんだりするが、それはルール違反、言わない。 大人である。
・・・・・いや、一度言ってしまったことがあるな・・・・。
その本は、昔働いていた職場で、後輩に貸したのだが、数日後、後輩
が、 あの本、面白かったですねぇ、 と声をかけてきた。 僕はその言葉
に後輩が読み終えたものだと思い込み、 だろ、最後にまさか主人公が
電車に飛び込むなんて思わないよなぁ、 と言うと、後輩が マジっすか?
と言った。 僕は、 え? と聞き返した。

えぇー!言わないでくださいよー!!
えぇ!だってお前 面白かったですねぇ って言ったじゃーん!!
言いましたー!?
言った、言った!・・・・と思うぞ・・・・
という具合である。 今でも僕は、あの時後輩は、面白かったですねぇ と
言ったと確信を持っているのだが、もしそうじゃなかったら大変申し訳ないこ
とをしたなと思う。 わっはっは。
今では相手がちゃんと読み終えたかどうか確認した上で話すようにしてい
る。
亀久
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