MFゴーストは言わずと知れたイニシャルDの続編。正確にはパラレルワールドながら、前作から続投する声優陣など、アニメの作り込みも本気です。
されど、、、
設定に興奮を覚えません😭
何故なんでしょう?
峠という特別な魅力が欠けている
バンバン飛ばして走るとは言え、前作イニシャルDのスピードレンジは150km/h未満であり、現実として想像できる範囲でした。
峠のストレートってノーマル車でも踏み込めば120ぐらいまでなら加速できるじゃないですか?
一方でどんなに速い車も200までは加速できないと思うんです。
問題がコーナーにあるからこそイニシャルDには奥深さがあり、マニュアル車にも価値がありました。
さらに、AE86がFDやR32を抜き去るというのは峠なら想望できることです。
極端に言えば、普通のドライバーが運転するFDをプロの乗る86が追えばそっちのが速そうじゃないかと本気で思えます。
けれど、ちょっと上手い一般人の乗る35Rやフェラーリに300km/hまでスピードを乗せられるストレートも含めるコースで、GR86が追いつく姿が想像できますか?
いややっぱり無理ですよ💦
現実のレースにレギュレーションがあるのと同様、もう少し参戦させる車に現実味がないといけなかったのでは?
人物像が描ききれていない
藤原拓海や高橋啓介にはレースシーン以外にも多くの魅力的なシーンがあり、恋愛描写や親友のために怒る姿、兄との絆など人間的な描写が多数。
そっちが主な魅力といっても過言ではなく、ドラテクだけを学びたくて見ているわけではない。
イニシャルDは走り屋のアニメだったが、MFゴーストはメーカー別対抗レース
インターネットが普及して、「フルノーマルが1番良い」というのが常識として認識され始めると共に、安い車を自分好みに弄る人がいなくなりました。
イニシャルDの車ってとっくにガタが来ていて、2020年にはもう廃車になっていると思います。啓介は大事にFDを残していますが、尋常じゃない手入れがあってのこと。
そもそもノーマルの性能で勝負するのではなく、人柄が車に現れているのが魅力的だった。
MFゴーストでは、キャラよりも車が目立っていてメーカーが行っている対抗レースにさえ見えてきます。
というわけで、僕的にはMFゴーストはイマイチ性に合いませんでした💦