エンジンは直6ではなくV8
4LのV8エンジンはパワフルそのもの
E90型の特徴は歴代M3で唯一V8エンジンを搭載している点にあります。
V型8気筒の4Lと聞くと、パワフルな一方で吹き上がりは直4様のイマイチなエンジンを想像しますが、BMWのこだわりはしっかりと息づいていて、始めは直6と勘違いするほど噴き上がりが良好なんです。
M3の走行性能
エンジン性能だけが車を表すのではない。
BMW Mは簡単に説明すると、トヨタのGRスポーツや日産のニスモのように、BMWの車をベースにスポーツモデルに特化した車を仕上げるBMWの子会社です。
故に、エンジンや基本ベースはノーマルのBMWを踏襲しつつ、足回りやエンジンの噴き上がり様は一段と洗練されたものになります。
【エンジン:★★★★★】V型8気筒4.0L
本当、最近の直4やV8は、かつての直6に遜色ないほど優れていますね。
今回のエンジンは直6ツインターボと言われても分からないほど綺麗に吹き上がるものでした。
『これがシルキーシックスか…、あれ?E90ってV8だったような💦』
と最初は勘違いしました笑笑
420馬力はパワフルそのもので、100馬力/Lを発揮していますから良いエンジンと言えますね。
ちなみに、今回面白かったのはMTなのにクリープができるところ笑笑
アイドリング状態で半クラッチを長めに取って繋ぎ切ると勝手に車が動きます!
坂道発進も一度もサイドを引かずに出来たので楽でした♪
【足回り:★★★★★】
さすがでした!サスペンションは3段階で調節できて、ノーマル/硬い/バリカタが選択できます(←こんなダサくないw)
この写真だと見えないですが、シフトノブの横にそのボタンがあります。
市販のサスとは違い、硬くても地面に応じている感じがありました。
日本車の硬いサスペンションは車が壊れるのでは?と思うほどガチガチですが、ドイツ車、しかもMですから、ここが本当にすごい!と思いましたね。
言葉にするのが難しいですが、BMWは本当にスポーツ乗用車メーカーとして誇りを持っているんだ!と思います。
ちなみに、インテリアも15年前の車とは思えない綺麗さで、正直、現行トヨタ車はこの頃のBMWにそっくりです笑
お手本なんですね。きっと。
まとめと感想
M3に乗ってみて
優れたMスポーツに乗るにはまだまだ運転技術が足りないと思わせられました😭
正直言って、スピードを出すことやキックダウンに相当する加速は馬力があれば下手でもできるんですが、発進操作は馬力があればあるほど扱いづらく難しいんだと思わせられました。
前々回、300馬力のスカイラインでさえ、1速のフルスロットル発進はテールスライド気味でしたので、420馬力のFRでアクセルを踏み込んでクラッチを繋いだら…と思うと怖くて、限界がわからないのですごく発進がもたついたのがもどかしかったです💦
今度またロードスターか180sxあたりで練習してみたいですね。