日産のプライドが作る本気のセダン

間違いなく日本一の車!

羊の皮を被った狼とはこのこと!

これが車!これが日本車!


スカイラインの感想 


今回の試乗…!

久しぶりにテンションMAXでしたラブ

運転中は終始ニコニコしていたし、車に乗っていたすぎて昼飯の時間を極限まで削って10分でレストランを出ましたww


というわで!

一言で現行スカイラインの感想を言うと、


羊の皮を被った狼


これです!まさに往年の日本車!!

本当に馬鹿みたいに速いし、FRのハンドリングはコントロールもしやすい。さらにエンジンは7000回転まで美しく吹き上がる完璧なツインターボで、まるでNAのような心地よさである。


スカイラインの走行性能 


【エンジン★★★★★】V6 3Lツインターボ

日産のプライドを賭けたツインターボ。一般的な6気筒ターボはV8のダウンサイジングなど、馬力を得ることが優先の味付けとなっているが、スカイラインのツインターボは、まるでNAのようにシルキーに吹き上がっていくものである。(馬力を感じるのではなく、エンジンに気が行く)

一言で表すなら、RB20をフィーリングそのままでパワーを倍にしたような味付けである。


正直、期待以上すぎて怖いほど!!

後で比較も述べますが、同エンジンながら現行Zよりもスカイラインの方が良いです。


【ステアリング★★★★☆】

車速感応で、低速時は軽くハンドルが切れ、高速走行時は重ステ並みになります。FRなのでいつでも思うようにハンドルが切れるのが特徴。


加えて、遊びが少ないのが良い味付けです。この言い方だと怖いかもしれませんが、ハンドルが取られることはないです。

単純に左右の回し幅が少ないので少し切っただけで曲がります。回る角度が小さくてレースカーみたいな感じですね♪


【運転フィーリング★★★★★】

今だ!いけっ!と思ったタイミングで、自分の手足のように動く様はまさに往年のスカイラインで気持ち良すぎます。

V36には乗ったことがありますが、ハイパワーながらアメリカテイストな車で、加速がいい感じではありませんでした。回転数が上がると煩くなる昔のV6といった感じです。

今回のV37 GTは回転数が上がっても美しく噴き上がり、一気に7000まで回るのが魅力的でした。とにかく乗っていて楽しい!買って後悔しない車だと思います。

V35〜36やV37ハイブリッドのイメージで現行スカイラインを見ている人はぜひ一度乗ってみてほしい!全く違う車です!!


【燃費★★☆☆☆】7.2km/L

想定以上に燃費が悪いです。ここだけはマイナスポイントでありますが、実際のところ今回は運転が楽しすぎてガソリンもレンタカー代金も気にしなかったです。


【快適性★★★☆☆】

快適性は平均的です。レクサスESやISなどと比較すると古さが見劣りしますし、後列もこのサイズのセダンとしては狭めです。

しかしながら、それを遥かに凌駕する走行性能と運転する楽しさがあります。

中古でもいいから欲しいです。やっぱりトヨタやホンダと比較してしまいますが、レクサスが本当に全車種退屈な車に思えます。


快適性の観点で言うと、ハンドル位置が電動で動かせることも細部に拘る日本車らしくて良かったです。


降りると3度見してしまうほど、見た目も上品でかっこいいです。GT-Rからイカツサを取り去ったような顔ですね。


丸目4灯復活も嬉しいマイナーチェンジでした!かなりスカイラインらしさを取り戻しつつあります‼️



スカイラインの課題 


先進運転技術

問題点はひとつ『スカイラインに先進運転支援はいらない!』です笑💦

一回も使わなかったし、試しもしませんでした。運転するのが楽しいのであって、車にお任せしたいとは1秒たりとも思いません。

この手の車は体の一部なので、オートクルーズも要らないです。そんなの付けるなら車重を一回り軽くして欲しいくらい。


日産は完全に宣伝を間違えていましたよね。

スカイラインにプロパイロットなんて搭載せずに、シーマやフーガを宣伝巨塔にするか、エクストレイルやセレナにいち早く搭載すべきだった。


車体の大きさ

現行の欧州セダンを考えれば、これでも格段に小さいですが、日本の狭い道を通る時には、これでサイズがR34と同じなら…と思います。さすがに1695はやりすぎにしても、1.78くらいに収めてくれればな…と思いました。


レヴォーグのヒットを考えれば、右ハンドル市場専用で設計するのもアリだったのでは?と思います。


スピードメーター

こちらは基本設計の古さが否めません。ポルシェのようにスピードメーターと別にど真ん中にデジタル表示されるスピードメーターと何速なのか表示が欲しいです。V36からのキャリーオーバーなのがコックピットには感じられました。


その他、Apple Carplayなど、現代車に欲しい機能は充実していて使いやすかったですよ!



他の人のレビューは? 


はてさて、スカイラインV37の試乗記はよく見かけますが、彼らは本当に乗ったことがあるのでしょうかはてなマークはてなマーク


内装の欠点ばかり指摘して、車の性能もエンジンの馬力のことばかり。注目するのは400Rのみで、同じエンジンを積んだZとの比較もない。


正直に言って読んでいてつまらないし、本当に運転した?というレビューばかり。

トヨタへの忖度でもあるのでしょうか??


個人的には現行スカイラインは、間違いなく日本一の車です。正直、ハイウェイクルーザーのZよりも数段スポーツカーらしい‼️




他車種との比較 


FRクーペ『フェアレディZ(RZ34)』

見た目とは裏腹に、スカイラインの方がスポーツカーらしく、フェアレディZのほうがグランドツアリングな乗り味です。


簡単に言うなら、運転しているとフェアレディは馬力を感じ、スカイラインは加速を感じます。


SUV『マカンGTS』

今回、前日に300kmほどゴルフでマカンを運転し、次の日に100kmほどスカイラインを運転したので良い比較対象になりました。

スカイラインとマカンはV6 約3Lツインターボで、ほぼ同規模のエンジンを積んでいます。馬力も同じような数値です。


となると、車高の差がモロに出てきます。

スカイラインは車高の低さから180km/hになっても恐怖がない状態で走ります。それほど地面に近く風も感じません。

一方、スポーツカーの最高峰ポルシェが送るマカンでさえ、そのスピードでは車高が仇となります。マカンはさすがに安定感がありますが、逆にポルシェを以ってしても車高の壁は厚いです。


やっぱり背の高い車は、車というより乗り物といった感じですね💦

(SUVのSはスポーツのSですが、実際にその意味を踏襲する車種はウルス、マカン、FX37など一握り。残りはなんちゃってSUVで、実際にはRVです)

個人的には『これぞ車!』というスポーツカーやセダンに乗りたいです。


というわけでクロスオーバーにすれば、スカイラインが復権するとか考えている馬鹿な記者たちは今すぐ記事を削除して欲しい。せめて現行スカイラインに乗れ‼️


EV『リーフ』

せっかくなので、日産のEVとの比較を。

リーフは直4ターボ/NAの代替になる楽しい車です。加速が良く街乗りに最適で、日産らしくコーナーにも強めです。ロードノイズを適度に拾うのでThe EV!というよりも"車"という感じです。


あくまで、直4の代替たるリーフの電池性能を上げていけば6気筒の代替になるか?というとそれは違います🤔

スカイラインやZなど、6気筒ターボの車重には高揚するフィーリングが必要で、速いだけではダメなのです。テスラがいくら速くても、それだけでは不十分で、やはり"相棒"として愛せる車にはフィーリングが大切です。