さあ本日は!
往年の名車RBスカイラインの最終型ER34クーペです!念願の運転でした
と言ってみたものの、、
スカイラインはファンが呼称する通称が多すぎてわかりにくい。
果たしてER34とは?BNRとは?RBエンジンって何??そこらへんから復習しましょう(笑)
日産自動車の究極の直6、それがRBエンジンだ!
まずはRBエンジンについて。
RBエンジンとは、日産自動車がかつて生産していた直列6気筒エンジンシリーズ。排気量は2000〜3000ccのバリエーションがあり、RB☆☆と排気量を組み合わせて呼ばれることが多い。
2600ccがスカイラインGT-Rに搭載されていたことで有名ですが、初搭載はC32ローレルです。
今回、お借りできたスカイラインに搭載されていたのはRB25、つまりRBシリーズの2500ccということになります。
R34スカイラインのラインナップは実はいろいろある!
さて、今回お借りしたスカイラインのエンジンはRB25ですが、正確にはRB25DETという型式です。D=DOHC, E=Electoronic Gasoline Injection, T=Turboの頭文字です。
エンジン型式が理解できたので、R34型スカイラインのラインナップをエンジン型式で比較してみましょう。
*HR34:RB20DE
ベースグレードで、2000cc自然吸気で回転数上げてなんぼのモデル。以前4ATに乗りました。
*ENR34:RB25DE
ER34と同様のエンジンを持ちつつ、自然吸気&4WDが特徴。
*ER34:RB25DET
今回のグレードは2500ccシングルターボです。FRスポーツです。
*BNR34:RB26DETT
このグレードが所謂"GT-R"です。2600ccツインカムエンジン、4WD、ツインターボですね。
では次より、今回のER34スカイラインのレビューをしていきます✨
先に結論から言いますが、かなり楽しませてもらいましたし、スーパー良いモデルです!
スカイラインの走行性能
【エンジン:★★★★★】RB25DET
日産の技術力の結晶であるRBエンジンの特徴は、噴き上がりの良さと言えます。
ストレートシックスは、シルキーシックスの異名をもつほど気持ちの良い回転で、RBは、なぜやめてしまったの?と思うほど完成度の高いエンジンでした。
少し前にRB20はお借りしたことがあり、ノンターボであったことから、結構回転数高めで運転していて、基本的に3500rpmほどまでは基本的に回していく感じでした。
一方で、今回はシングルタービンが組み合わされていたことから2000rpmくらいから背中を押される感じがありました。
ターボ好きな僕としてはかなり嬉しい仕様‼️
ターボチャージャーの音は扇風機?のごとくよく聞こえて、まるで飛行機のジェット笑。
噴き上がりも良好で、5000rpmくらいまで回しているとターボで背中を押されつつ、宙に浮くような気分の加速でした。
マニュアルだったのもあり、エンジンを自在に操れたのが気持ちよかったですねぇ
【燃費:★★★☆☆】
思ったよりよかった!
300km/40Lほどでしたので、7.5km/Lほど?高速走行が多かったとはいえ、渋滞や山道も通ったので、そこを考えるとこの時代の車にしてはよかったと言えそうです!
【ハンドリング:★★★★☆】
雨だっので、コーナーを攻めるようなことはしませんでしたが、かなりダイレクトなハンドリングが可能でさすがFR!と感じました。
パワステありとはいえ、現行車に比べると末ぎりがしづらいのはありますが、きちんと回せますので問題ないです。
【足回り:★★★★★】
オーナー様の手入れが細かくなされていたこともあり、気持ちの良い足回りです。
サスは3段階で調整されるようになっていて、基本的には柔らかめで運転していましたが、それでもかなり地面を吸収します。
クラッチが繋がりやすかったのも安心で、シフトチェンジの揺れはあまりなかったです。
2速で5000rpmくらいまで回転数を上げていくと80km/hくらいまで加速できて、そこからシフトアップすると少し衝撃がありました笑
もっと上手くなりたい…‼️
【トランスミッション:★★★☆☆】
繋ぎは非常によく、ギアチェンジ操作が上手くいくとATよりも速く走れるし、回転数が体感と音でわかるようなエンジンも素敵でした。
欲を言えば、6速、7速が欲しいかな?と。
馬力がかなりあるので、4速でも坂道を登れるほどでしたが、逆に言うと5速まで上げてしまうとそのままハイウェイを走れてしまい、回転数がずっと高めなのが燃費を悪くする気がしました、
そもそも燃費を気にする車ではないので、そこまで悪い気はしませんが、普段使いするならやはりそこも勘定に入れたい。
現行スカイライン(だいぶ乗り味が違うとはいえ...)のトランスミッションはその点はかなり進化しました。
まとめると…?
最後の直6スカイラインは、自然吸気とターボモデルでは乗り味にかなりの違いがありました。
RB20は、FRの素直なハンドリングと回転数フィーリングを楽しむような運転が楽しい。また乗り心地も快適でデート、1人ドライブ、長距離ハイウェイクルーズに最適なモデルと言えるでしょう。
一方、今回のRB25DETTはタービンの回転が気持ちのいい背中を押されるスポーツカーで、妥協せずにMTで運転することで、車の性能を引き出せる車好きにはもってこいの仕様です!
FRなのがGT-Rとの大きな違いで、そこが非常に扱いやすく魅力的でした!
欲を言えば、7速欲しいところですが、その辺踏まえると意外に100km/h前後が楽しい走行速度かもしれません。
これぞ車!と思わせてくれるER34‼️
正直言って自分の運転で引き出せたのは車の60%くらいの性能でした…!努力…!!!
楽しませていただきありがとうございました😊