日産のグローバル本社ギャラリーでは、現行日産車の展示に加えて、無料で試乗が行えます。
フェアレディZはじめ、多くの車種が無料で試乗可能です!※GT-Rのみ30歳以上限定
胸熱イベントなので競争率も高く、フェアレディは当日予約などは到底できないような状況ですね💦
2週間前から予約可能になるので、2週間前の朝に取れば予約が取れます!!
では、さっそくフェアレディの走行性能を振り返ります👇
V型6気筒3000ccツインターボ
これは、スカイライン400Rと同じエンジンで馬力設定も約400で同じなのですが、乗り味が違くて驚きました

一般道走行だったこともありますが、スカイラインと比べて何倍もスポーツな乗り味と言えます。
高速走行となれば、スカイラインもかなりの力を発揮しますが、クリープで感じる出だしはセダンらしい穏やかなもの。
一方のフェアレディZは、Z32の頃と同じ、飛び出したい獣をブレーキで抑えているようなスポーティな出だしなのです
ツインターボは300ZX以来の復活ですし、この表現がしっくり来ます。
Z32↑
アクセルフィーリングでいうと、回転数が2000を超えるまでは自然吸気に近い乗り味があるところがZ32との違いと言えます。
Z32は0or100と言った感じで、ターボを効かせずに走るには僅かにアクセルを蒸すしかなくて、踏み込むとフル加速、踏まないと牛みたいなノロいエンジンという感じでした。
そして気難しいところが、現行ATとは思えないほど引っ張ろうとするところ笑‼️
アクセルを踏みっぱなしにしてると、回転数がかなり上がるまで引っ張って加速します。
引っ張りすぎてからアクセルオフするとATとは思えないほどガクン!となります笑
これ、日産車あるある

9速ATではあるものの、一般道走行では4速ほどで走っているタイプで、きめ細かいタイプではありません。
レクサスのスポーツはこうはいかないでしょう!
【燃費】★★★☆☆
案外10km/Lとの話でしたよ…ですが、実際は5〜7km/Lといった体感でしたね。
スポーツモードだったのもあり、回転数が高めでした。
【ステアリング】★★★★★
スポーツカーの醍醐味はここにありますね♫
横浜ということで歩道橋が整備されていて、小回り左折でスピードを緩めなくても良い時が多かったので、回転数上げながら一度曲がってみたのですが、気持ちよかった〜

揺れないんですよね。Z32やSLK、86で感じた安定感がしっかりと感じられました。
さあ、まとめに入ります。
まず、Zの特徴を一言にまとめるなら
過去のZにリスペクトのある限定ピュアスポーツ
新型Zは、Z32とZ34をオマージュしたような走りでした。
ツインターボとはいえ、Z32のようなドッカンタイプではなく、Z34の頃の自然吸気に近い出だしがあるので滑らかでした。
S30以来進化してきたフェアレディZの集大成のして、今までのZの全ての要素を含むと言えます✨
期待してる方は、ぜひ試乗をお勧めします‼️
本当に良い車です‼️
"限定"というのは今後の展望です。
残念な話ですが、増産は望まないのではないかと思ってしまいました。
それほど、旧スポーツZの乗り味だったのです。
つまり、すごく楽しかった‼️
昔の日産車へのリスペクトを感じ、これ以上ない有終の美の飾り方です。
寂しいですが、未来へ向けてのZではなく、旧来の楽しいZでした!ありがとう日産!!
僕が乗って楽しいと思った車は消えていく傾向にありますが、Zも例外とは思えません。
これは日産からの最後の贈り物であって、これを最後に未来へ向かって進むぞ!という日産の決意表明かとも思える車でした。
"売りたい車"なら、4人乗りを用意したり、フルモデルチェンジ後、量産体制を整えると思いますが、これは日産のプライドそのものです。
売れなくても良い、たくさん作る気もない、それでもラインナップにフェアレディがあることに意味がある。
フェアレディのブランドを簡単に捨てるとは思えないので、電気スポーツあるいはハイブリッドでの復活はあるかもしれません。
もしかすると、次の型の開発に入ってるかもしれない。
個人的には、シルビアビジョンと題してよく発表されるスポーツコンセプトが次のフェアレディかもと思っています。
一旦、最後のフェアレディZ‼️
R34で終わり、また始まって進化を続けるスカイラインのように、次のフェアレディZは必ず出る!ーでも、一旦有終の美を飾るモデル。