こんにちは かまゆみです。
以前、テレビ東京の
「家、ついて行ってイイですか?」で
中学卒業から太神楽(だいかぐら)の
師匠の元、稽古を積んでいる青年が
紹介されていました。
https://www.tv-tokyo.co.jp/plus/entertainment/entry/2018/018056.html
太神楽(だいかぐら)といえば
海老一 染之助・染太郎さんを思い出しますね。
番組で紹介されていた青年仙成さんは
ディスレクシアの発達障害があり
学生時、苦労した体験を話されていました。
ディスレクシアとは学習障害一種です。
知的に問題はないものの、読み書きの能力に著しい困難を持つ症状で
失読症、難読症、識字障害、読み書き障害ともいいます。
ハリウッド俳優では
トム・クルーズ、キアヌ・リーブス、
オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレ、
ウーピー・ゴールドバーグが
この障害を公表しています。
また
トーマス・エジソン、レオナルド・ダ・ヴィンチ、アルベルト・アインシュタイン、も
ディスレクシアだったとか。
【ディスレクシアの特徴】
〇二つの文字の違いがわからない
〇文字や単語の理解まで時間がかかる
〇文字の並びが歪んで見える
〇文字自体が二重に見える
〇読むことはできるが書くことはできない
など
幼児期では気づかなかったが
小学校入学後
音読が出来ない
読むのに時間がかかる
などのことからこの障害に気づくことが多いです。
仙成さんは
「自分は頭が悪い」
「問題を理解できないためテストを白紙で提出することが多く、通知表は1や2」
「周りからバカにされることも…」と。
ハンデがあった為に
「頭が悪い」というレッテルを貼られてしまったのですが、彼は決して頭が悪いのではありません。
現に、太神楽師として活動されている姿や
口から発する言葉ひとつひとつが
素晴らしく立派でした。
ハンデを乗り越え、芸ひとつひとつ丁寧に
稽古をする姿に拍手喝采です!
また
彼を支えるあたたかなご家族にも、心打たれました。
天職に出会い
「人間国宝」を目指すという
未来展望を語る仙成さんを応援したいと思います
わたしはこれまで
発達障害児、知的障害児の子どもと多く出会ってきました。
絵画造形教室では
広汎性発達障害(PDD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、場面緘黙症の
ハンデを持つ子が通室。
何かしらのハンデを持つ子どもは
小学校の学年があがるごとに
授業についていけない
友達とコミュニーケーションがとれない
という傾向があり不登校になることも。
そんな中
自分の好きなことに没頭し集中する何かを見出した子どもは
どんなハンデがあっても
それを乗り越えて成長していく姿を見てきました。
その為にも親やまわりの大人は
〇ハンデに早く気づき、受け止め理解する。
〇専門家との連携、情報交換をしながら子どもの成長を見守る
ことの大切さを実感しております。
不定期ですが、教育センターやフリースクールで講師を務めています。
臨床美術講座
そこで出会った子ども達は皆
個性が光り輝いている子ばかりなんですねぇ。
この様にアートを通して
子育て育成をしている私ですが
未来を担う子ども達、そして子ども達を
育てる親や保育従事者の方々のために
貢献できればと思っています。