2018/09/24 | かまよめ日記

かまよめ日記

埼玉県桶川市で茶釜を造る 釜師のもとに嫁いだ
かまよめ(釜師の嫁)の茶釜をめぐる あれやこれや日記

ご機嫌よろしゅうございます。

蒸し暑い連休最終日、如何お過ごしですか。

私はステキなお茶を楽しまれている
ご婦人にお誘い頂き、
久しぶり護国寺へお伺いしました

十五夜の今日、
お茶会をしたかったの

ドレスコードはお月様を表す
白、金、銀色
いづれかのお色を身につけていらしてね

白い短冊に金銀の刺繍をほどこした着物に
銀地に月と兎の柄の帯をしめて
観月茶会へ


ご亭主様がおつくりになった
茶箱をお使いの茶箱席では
月光殿で演奏している琴の音が
ずっと聴こえて
まるでかぐや姫時代の宮中にいるかのよう


琴にもうさぎとお月様

少し離れたところから琴の音を聴いていると
宮中の昔、
お姫様は琴、男性は笛の上手がモテたと
古典の授業で聞きかじったことを思い出し
なるほど、と独り納得
月夜に美しき琴の音を聞きながら
見えぬその姿を想像する、
わかるなぁ…って、それじゃあ男性だ。笑

録音された琴の音ではきっとその雰囲気が
分からなかったはず
月光殿のあの空間で体感したからこその
感想なのだと思います

お茶を媒体に
いろいろな経験が深まることに
改めて感謝

ご亭主様、そして
蒸し暑い中を頑張っていらした
スタッフの皆様も
今夜は月を愛でながら
美酒で疲れを癒してくださいね。

またステキな催しを楽しみにしております。