みなさま
大変ご無沙汰いたしております
かまよめでございます
今年は照葉がここ数年のうちでは殊の外
美しいように感じます
お変わりなく今年の秋をお愉しみでございますか?
今年の長い夏が果たしていつ終わるのか分からず
にいた暑さの中、忘れもしない25℃予報で
迎えた10月15日は夫 長野 新(あらた)が
「三代 長野垤志(てつし)」として迎えました
襲名展の初日でございました
日本橋三越本店の開場と同時に、予想を遥かに
上回るお客様にお越しいただき、御陰様で
大変光栄な嬉しきスタートをきることが
できましたことをこの場をお借りして
心より御礼申し上げます
ありがとうございました
結婚当時からいつか襲名の時を迎えることは
頭の中にはありましたが
思いもしなかった義父の突然の病、
元気な間に襲名を・・・と常々口にしていた
義父の言葉に背を押されるかのようにこの日を
迎えたようにも思います
「長野 垤志」
長野・・・ なんて読むの?
よく聞かれます
「ながの てつし」 と読みます
「垤」の字が見慣れない普段使わぬ漢字ですが、
しかし携帯(iPhone)でも「てつ」で漢字変換も
できます
かくいう私も、前から知りたかったことが
ありました
「初代は何故、垤志と名乗ろうと決めたのか」
「よりによってなぜ馴染みのない「垤」の字を
使ったのか」
襲名に際し漸く聞くことができました
初代は「てつし」の音、響きそのものが好きで、
まずは音ありきで漢字を考えたとか
「垤」の字には、
遠く中国の書物を紐解くと「蟻塚」の意味も
あると知りました
蟻のような小さく大きなことなさぬように見える
ものでも、一心不乱にひとつことに取り組めば、
塚を作ってしまうような不可能と思えるような
大きなことも成し遂げることができる、との深い
意味があるそうです
和銑での釜造り復興と古釜の研究に真っ向から
取り組んでいた初代にとっては、人知れず熱い
思いで「てつのこころざし」を「垤志」の文字に
みて自身を鼓舞していたのかもしれません
和銑釜の復興・制作に真摯に向きあってきました
初代、二代のその志を受け継ぎ三代として
歩き始めました「垤志」
まだまだ未熟な身ではございますが、今後
どのような蟻塚を築くことができますか、
どうぞ温かなお心でお見守り頂き
今までと変わらぬお付き合いと、
また御指導御鞭撻を賜りますよう
心よりお願い申し上げます
私かもよめも、心を新に「かまよめ」の道を進んで
ゆきたいと存じます
これからも「かまよめ日記」にお付き合いください




