●音楽は楽しくないと
こんにちは！リトミック講師の鎌田希望です。
「のぞみ音楽教室」のモットーは「音楽は楽しくないと」です。
なぜこれがモットーなのか？
それは私自身がピアノを習ってきて楽しいレッスンの時もあったのですが、楽しいどころか嫌な思いをしてピアノのレッスンに行けなくなったことがあったのです。
その経験から「私は、生徒さんが毎週楽しみに来てくれる教室を作りたい」と思ったからです。
レッスンに行けなくなる
私は7人兄弟の長女として育ちました。
バンド好きな父がいて家にはギターやベース、ドラムセットがありました。
母は幼稚園の先生でいつも歌を歌ってくれました。
生活の中に音楽があったのです。
私も6歳からピアノを習いに行くようになりました。
父の仕事の転勤で何人かの先生に教えてもらったのですが、ある時、その街で有名なピアニストの先生の所へ習いに行くことになりました。
お月謝も高かったと思います。(お父さん、お母さん、ありがとう〜)
教室は駅近くの高級マンション。
私は小学3年生くらいで、緊張しながらエレベーターに乗ったのを覚えています。
最初はお母さんと一緒にレッスンへいったのですが、とてもキレイな優しい先生でした。
2回め以降は1人でバスに乗って行きました。
何回かレッスンに通っていたある日。
私がピアノを弾いていると先生が私の手を叩きました。(昭和ですよね～)
「爪が長いでしょう！切って来ないとだめよ！」
お母さんときた時はあんなに優しかった先生。
小学生の私は先生の手を見ました。
先生の指の爪は長くて、キレイにマニキュアが塗ってありました。
「先生はいいの？」
私は心の中で思いました。
それから私は先生の所へ行けなくなりました。
当時の私はショックだったわけです。
2ヶ月でレッスンをやめました。
私はそれからピアノが嫌になり、しばらくピアノを弾く事もやめてしまいました。
それで3年位はピアノから離れてしまったわけです。
子どもの大切な時期を大切に育てる
その後、やっぱりピアノが好きだった私は新しい先生から習い始め、音楽学校へ行くことになるのですが、今振り返るとあの3年はもったいなかった。
私の未熟さもあったのですが、音楽を愛して教える者が、教わる者の可能性を潰してはいけない。
大切な時期を大切に育てていかないといけない。
大きな学びとなりましたね。
音楽は楽しくないと
この経験からこのモットーは生まれました。
あの先生には今は感謝しています。
とにかく音楽は楽しくないと！
これからもレッスンに来てくださるお一人おひとりが笑顔いっぱいになれるようレッスンしていきたいと思います。
皆さん、音楽を思い切り楽しんでいきましょうね！