家は家族の基盤だと感じます。
親の愛に包まれ子どもが元気に心豊かに育む場所。・・・家族の思い出を蓄える場所。・・・
建築を仕事にし30年以上。・・・・・・10年前までは、大きなプロジェクトの責任者になること、そして大きい建物を多くの協力業者と共に目標に向け、達成することに力を注いでた自分が懐かしく、ここ数年で原点の大切さ、生涯やらなくてはいけないことが徐々に見えてきた気がします。
家つくりとは、デザイン・構造・設備等ハード面は当然プロとして当たり前に法令を遵守し創りあげることを責務としますが、本当の家つくりとは、住む人がどういう暮らし方をしたいのかというソフト面から必要なものを選んでいく必要があると感じます。
だから家は家族の為に買うのではなく、家族の為に建てるという気持ちが必要に思います。
つくり手の都合では良いもの、ユーザーが本当に満足するものは提供できないと感じます。
豊かな老後の過ごし方・精神的に豊かに暮らす方法・子育てをするために必要な知識を身につけることこそ住まいづくりで大切なことだと、そして、自分に合った家を手に入れることが住育であるとも感じます。
家族の思いを住み継けることで大切に守りたい。そして、相乗効果でいい繋がる家にしていきたいと願います。