歴史・経験・実績において自然素材の耐用年数は持続可能で循環し、産業廃棄物になりにくく、環境に貢献する
ことが解かってますが、工業製品の耐用年数は、長くても30年?行く末は、産業廃棄物となり、将来の環境を悪
化させる要因となりえるモノに感じます。
築35年の某ハウスメーカーの建物の浴室周りのリノベーション工事において、考えさせられました。
35年前は住宅に軽量鉄骨を採用し、従来の在来工法の木造住宅より耐震性をアピールし、一世風靡した工法。
さすが命でもある鉄骨には水周りでもあるのに錆・腐食は見られなく、さすがだと感心した反面、良好な生活環境
に大きく左右する断熱材・無機繊維系断熱材であるグラスウールは、劣化し、その機能を失い産業廃棄物に化し
ていました。
ユニットバスの鋼鈑も腐食してました。
長期寿命の建物の条件は構造体が何年、性能・機能・安全性が持続できるかで決まります。
省エネを機械設備に依存する建物・工業製品に依存過ぎることは、将来、省エネに貢献した分、リスクを負い予
期せぬ出費をすることになると考えます。
先進技術も、素敵ですが、先人の想いが詰まった古民家から、多くのことを学び、時代にあった融合をしていくべ
きだと、強く感じ、考えさせられました。
それぞれ、条件・環境が違う住まいづくりには、技術も大事ですが、ソフト面を重視することが絶対に必要と感じま
す。心の豊かさ、追求していきます。